2010 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアにおける持続可能な気候変動への緩和策・適応策の統合評価
Project/Area Number |
22710042
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
田村 誠 茨城大学, 地球変動適応科学研究機関, 准教授 (10376585)
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Keywords | 気候変動 / 適応策 / 緩和策 / 持続可能性 / 脆弱性 / 適応能力 |
Research Abstract |
気候変動下における緩和策と適応策は、持続可能な発展を実現するための主要な方策である。本研究は、東アジアにおける緩和策・適応策の統合評価モデルを構築し、持続可能な気候変動対策の策定に向けた指針づくりを目指す。 平成22年度は、持続可能な適応策と緩和策に関する理念整理を行い、分担執筆にまとめた(Tmmura and Mimura,2011)。さらに、7月10日にISAP2010(パシフィコ横浜)で日本の適応策研究とりわけ統合評価に関する口頭発表(Tamura,2010)、1月17日に国際シンポジウム"Promoting Synergies Among Adaptation Networks in the Asia-Pacific Region"(茨城大学)にてアジア地域の適応策と脆弱性評価に関する研究動向と今後のネットワーク化に関する口頭発表および原稿執筆を行った(Tamura and Yasuhara,2011)。また、2月にベトナム・ホーチミン水資源大学(WRU)において統合評価モデルに関する意見交換および資料収集等の現地調査を行った。 以上のとおり、平成22年度は持続可能な適応策と緩和策の概念構築と評価手法に関する意見交換と資料収集を行った。これらの成果に基づき今後は評価手法の確立を目指す。
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