2012 Fiscal Year Annual Research Report
乱流による時空間変動を考慮した数値モデルによる複雑地形上での吹雪災害の危険度評価
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22710179
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Research Institution | National Research Institute for Earth Science and Disaster Prevention |
Principal Investigator |
根本 征樹 独立行政法人防災科学技術研究所, 観測・予測研究領域 雪氷防災研究センター新庄支所, 主任研究員 (30425516)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 雪氷学 / 吹雪 / 乱流 / LES / 数値流体力学 |
Research Abstract |
乱流現象の非定常計算に優れるラージ・エディ・シミュレーション(LES) を用い、吹雪の時間・空間変動特性を表現可能な数値モデルを開発するとともに、風洞実験や野外観測の結果とあわせて、吹雪の変動特性を明らかにする。 実在地形を対象として、吹雪の空間分布とその時間変動を得るために、吹雪モデルを地域気象モデルに組み込んだ。吹雪モデルにおいては、吹雪濃度分布に加えて、計算グリッド毎における吹雪濃度の収支から吹きだまり分布も計算出来る様、モデルを改良した。また計算では、微地形効果を考慮するために、土地利用情報等に基づき地表面粗度を計算グリッド毎に調整した。山形県周辺を対象領域として水平解像度1kmの計算グリッドで数値計算を行ない、この地域における視程障害、吹きだまり危険度を示すハザードマップのプロトタイプを作成した。過去に取得された視程の実測データとの比較により、比較的平坦な地形上における視程変動を本モデルが精度良く再現出来ることが分かった。ただし、山岳地付近の、複雑な地形上周辺では、視程の時間変動特性についてのモデルの再現性は高いものの、視程低下量についてモデルは実測を過小評価する傾向があった。これは複雑地形上においてモデルの解像度が十分でないことに主に起因する。 上述したモデルのほか、より小スケールの領域を対象とした吹雪のLESモデルの開発も進めた。一様水平面上での計算に加えて、水平面上に防雪柵が設置されている場合の計算も実施したほか、柵周辺での防雪柵模型を用いた風洞実験および野外における防雪柵周辺の吹きだまりデータを活用し、モデルで用いている防雪柵モデルの検証も実施した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)