2011 Fiscal Year Annual Research Report
植民地期韓国における日本語文学資料のデジタル化とその活用による文学研究
Project/Area Number |
22720092
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
楠井 清文 立命館大学, 文学部, 非常勤講師 (50469102)
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Keywords | 外地文学 / 日本語文学 / 植民地文化研究 / データベース / デジタルアーカイブ |
Research Abstract |
本研究の目的は、植民地期朝鮮(1910-1945)で刊行された日本語分学資料の所蔵調査とデータベース化である。本年度は、データベースの新たな構築と、それらに基づいた研究成果発表を行った。 1、昨年収集した資料のデジタル化と公開 昨年度調査した立命館大学・白楊荘文庫の図書をデジタル撮影し、その中で公開可能な資料についてはデータベースを通して閲覧可能にした。同様に雑誌についても、一部をデジタル化、Web公開を行った。またこれらのデータベースを、立命館大学アート・リサーチセンターの協力を得て、同センターの「立命館大学所蔵貴重書アーカイブ 日本文学・芸術篇」(http://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/rarebook/)と連携させ、同ブログ上で資料の解説・解題を行った。 2、国内資料の調査収集 国内では『朝鮮芸術雑誌』など貴重資料を購入し、デジタル画像を作製した。また立命館大学・国際平和ミュージアム所蔵の朝鮮絵葉書をデジタル画像化し、目録を作成した。 3、データベース公開・研究会を含む研究環境の整備 GCOE「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」(立命館大学)と連携して、2012年1月にシンポジウム「「外地」文学への射程」を開催。これまでの研究活動報告を行い、その意義について述べた。 以上のように、本年度は他研究機関の協力を得ながら、データベース構築と資料のデジタル化を行った点に実績が求められる。
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Research Products
(7 results)