2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22740155
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
岡村 直利 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教 (40402812)
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Keywords | 素粒子理論 / 加速器物理 / 計算物理 / ソフトウェア開発 |
Research Abstract |
1.本研究の推進に必要な以下の環境を整備した。 (1)NVIDIA社が開発した新しいGPU(Fermi)コアを搭載したGPUとそのホストマシンの購入、およびOS(Fedora)と開発環境(CUDA)のinstall (2)AMD社が開発したGPU(Radeon)とそのホストマシンの購入、およびOS(Ubuntu)と開発環境(OpenCL)のinstall (3)以前より使用していた機器(OS:windows)にNVIDIA社のGPU(Fermi)を搭載し研究遂行に必要な環境(VisualStudio)の整備 (4)Apple社のコンピューター(mac pro)を購入し、GPGPU開発言語であるOpenCLを使用できる環境の構築と整備 2.上記項目(1)にて整備した環境を用いて、GPU上における倍精度演算の精度と単精度演算に対しての速度低下について確認をおこなった。また同様の確認を上記(3)の環境においても行った。以上により倍精度演算の使用について複数のOSでのシミュレーションシステム構築のための基礎開発を行った。 3.上記項目(2)を用いて、OpenCLを開発言語とした場合のシミュレーションシステムの基礎開発を行い成功した。これにより、NVIDIA社のGPU以外にもAMD社のGPUを用いたシミュレーションシステム構築が可能となった。
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