2012 Fiscal Year Annual Research Report
筋弾性タンパク質コネクチンによる太いフィラメントの長さ調節機構の解明
Project/Area Number |
22770065
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
花島 章 千葉大学, 理学(系)研究科(研究院), 特任研究員 (70572981)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 横紋筋 / 弾性タンパク質 / 巨大タンパク質 / サルコメア |
Research Abstract |
横紋筋の太いフィラメントの長さが揃う理由は明らかにされておらず、筋弾性タンパク質コネクチンがその機能に関係している可能性が考えられている。昨年度までの研究で、コネクチンに結合し、横紋筋の太いフィラメント末端付近に局在が観察された新規タンパク質(150K)を得ており、本年度は150Kの更なる解析を進めた。まず、150Kに結合するタンパク質を各種cDNAライブラリーから酵母2-ハイブリッドスクリーニング法で探索した。その結果、150KのN末端に結合する候補としてNesprin-1、150KのC末端に結合する候補としてActinが得られた。続いて、150KのN末端とNesprin-1の結合についてプルダウン法で実験を行い、結合を確認した。また、150KのC末端にGFPを融合し、筋細胞に導入して局在を観察した結果、Actin filamentに結合が見られた。次に、150Kの全長にGFPを融合し、筋細胞に導入したところ、サルコメア内に加えて、筋-神経接合部に局在が観察された。そこで、マウスの骨格筋を脱神経し、150Kのタンパク質量を調べた結果、大幅な減少が見られた。しかし脱神経時に発現量が大幅に上昇するタンパク質分解酵素MuRF1のKOマウスで同様の実験を行ったところ、150Kのタンパク質量は減少しなかった。これらの結果から、新規タンパク質150Kはサルコメア内および筋-神経接合部に局在し、複数のタンパク質と結合することが明らかとなった。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(9 results)
-
[Journal Article] Regulation of nicotinic acetylcholine receptor turnover by MuRF1 connects muscle activity to endo/lysosomal and atrophy pathways.2013
Author(s)
Rudolf R, Bogomolovas J, Strack S, Choi KR, Khan MM, Wagner A, Brohm K, Hanashima A, Gasch A, Labeit D, Labeit S
-
Journal Title
AGE
Volume: In press
Pages: In press
DOI
Peer Reviewed
-
-
-
-
-
-
-
-