2010 Fiscal Year Annual Research Report
消化管・呼吸器疾患におけるストレスタンパク質の役割
Project/Area Number |
22790072
|
Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
田中 健一郎 熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 助教 (30555777)
|
Keywords | 消化管 / 呼吸器疾患 / ストレス |
Research Abstract |
(1)遺伝子改変マウスの導入 本研究で使用する遺伝子改変マウスの内、HSF1ノックアウトマウス、HSP70過剰発現マウス、CHOPノックアウトマウス、ORP150過剰発現マウスは既に我々の研究室で構築・導入している。そこで本年度我々は、HSP47過剰発現マウス、HSP60過剰発現マウス、HSP90過剰発現マウス、HSP104過剰発現マウス、カルネキシン過剰発現マウス、カルレティキュリン過剰発現マウス、GRP78過剰発現マウス、ATF6ノックアウトマウスを導入した。 (2)疾患動物モデルの導入 本研究で使用する疾患動物モデルの内、胃潰瘍、小腸潰瘍、炎症性腸疾患(DSS腸炎モデル、TNBS腸炎モデル、IL-10ノックアウトマウスでの自然発症腸炎モデル)は既に確立・導入している。そこで本年度我々は、間質性肺炎(ブレオマイシン誘発性肺傷害モデル)、COPD(タバコ吸引誘導モデル、エラスターゼ誘導モデル)に関する動物モデルを導入した。 (3)各種疾患に対して保護的に働いているストレスタンパク質の同定 (2)(3)で構築した遺伝子改変マウスと各種疾患動物モデルを組み合わせて、各種疾患に対して保護的に働いているストレスタンパク質の同定を試みるために、各ストレスタンパク質の遺伝子改変マウスと掛け合わせを行った。 現在、その表現型を解析中であるが、HSP70、及びORP150の過剰発現マウスにおいて、抑制効果が観察されている。
|
Research Products
(3 results)