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2010 Fiscal Year Annual Research Report

女性ホルモン減少は、口腔乾燥症の一因となりうるか?

Research Project

Project/Area Number 22792109
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

伊藤 加代子  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (80401735)

Keywords口腔乾燥症 / 女性ホルモン / 自律神経 / 唾液
Research Abstract

口腔乾燥症は更年期以降の女性に多く見られるため、女性ホルモンの減少との何らかの関連がある可能性が考えられる。よって、女性ホルモンの量と自律神経機能および唾液分泌量との関連性についての検討を目的として本研究を立案した。
対象は、N市在住の女性60名(平均年齢46.4±6.9歳)とし、安静時および刺激唾液分泌量測定、精神健康度評価、簡易更年期指数による評価、加速度脈波計による自律神経機能評価を行った。その結果、簡易更年期指数と精神健康度の間には有意な相関(R=0.7)が認められたが、心拍変動周波数解析における低周波領域(LF)と高周波領域(HF)の比であるLF/HF値、および唾液分泌量との聞には有意な関連性が認められなかった。また、閉経群(n=11)と閉経前群(n=49)とに分けて解析をしたが、簡易更年期指数と自律神経機能および唾液分泌量には関連性が認められなかった。今回の被験者の安静時唾液分泌量の平均は0.24±0.15ml/minであり、低下者が少なかったため、今後、唾液分泌量が減少している女性を対象として検討する必要がある。
なお、女性ホルモン量も測定する予定であったが、測定方法の検討に時間がかかってしまったため、次年度に行うことにした。なお上記被験者の唾液サンプルは冷凍保存しており、分析後、平成22年度に得たデータと合わせて解析する予定である。

URL: 

Published: 2012-07-19  

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