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2010 Fiscal Year Annual Research Report

認知症高齢者への「寄り道散歩」プログラムの導入効果に関する研究

Research Project

Project/Area Number 22792306
Research InstitutionTokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology

Principal Investigator

伊東 美緒  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (20450562)

Keywords認知症 / 通所ケア / 活動量 / プログラム / 地域との交流
Research Abstract

東京都近郊にある2か所の通所介護施設の協力を得て、合計17名の認知症高齢者を対象に、平成22年10月中旬~平成23年1月上旬まで「寄り道散歩」プログラムを実施した。9月~11月で実施する予定であったが昨年9月の猛暑の影響を考慮して、予定よりも1カ月遅れて実施した。「寄り道先」として設定した公園までの距離は、1か所は200mで、もう1か所は500mであった。そのため公園まで500mの距離がある施設では、途中から車いすに乗る対象者が半数おり、車いすを押してもらう遠慮から途中でプログラムへの参加を辞退する者が3名存在した。
本研究は、22年度秋から23年度夏までの1年間において、3ヶ月間散歩し、3ヶ月間休むというA-B-A'-B'法を採用しており、猛暑の影響を受けて予定よりも1カ月以上遅れているため現在前半のデータ整理を行っているところであるが、Aの前後を比較すると家族の評価するBehave-AD(周辺症状の出現頻度)が低下していた。
通所介護施設において、認知症高齢者を対象として、定期的に近くの公園に歩いて出かけるプログラムを実施することにより、自宅での周辺症状の出現頻度が低下する可能性がある。
通所介護施設の高齢者に対しては、協力の得られた者に対してプログラムの前後でライフコーダーを装着し、活動量を調べている。紛失の可能性が高いため今回はライフコーダーを使用した。今後、A-B-A'-B'法が終了した後に、有料老人ホームに入所する認知症高齢者を対象とした「寄り道散歩」プログラムを実施し、アクチグラフを装着することにより活動量および夜間の睡眠状態への効果を調べる予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2011 2010

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 不同意メッセージへの気づき:介護職員とのかかわりの中で出現する認知症の行動・心理症状の回避に向けたケア2011

    • Author(s)
      伊東美緒、宮本真美、高橋龍太郎
    • Journal Title

      日本老年看護学雑誌

      Volume: 15-1 Pages: 5-12

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 通所介護施設における認知症高齢者を対象とした「寄り道散歩」プログラムの効果2010

    • Author(s)
      伊東美緒、高橋龍太郎
    • Organizer
      第30回日本看護学会学術集会
    • Place of Presentation
      札幌コンベンションセンター(北海道)
    • Year and Date
      2010-12-04

URL: 

Published: 2012-07-19  

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