Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
本研究は、約60年にわたって同じ方法で採集され、ホルマリン液浸固定資料として保存されている動物プランクトンのサンプルを分析することで、同期間に5回あったとされる気候レジームシフトが、海洋低次生態系にどのような影響を及ぼすか分析するものである。
歴史的に蓄積された貴重な資料を活かす意義は大きい。新たに開発されたDNAバーコーディングを用いることで信頼性の高い分析結果が得られるだろう。調査の視点も多角的であり、今後の地球規模での環境変動を考える上で、重要な材料が提供されることが期待される。