2022 Fiscal Year Comments on the Screening Results
エナメル質形成の分子制御機構解明と非細胞性硬組織再生への応用
Project/Area Number |
22H00488
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 57:Oral science and related fields
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
福本 敏 九州大学, 歯学研究院, 教授 (30264253)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉崎 恵悟 九州大学, 歯学研究院, 助教 (10507982)
山田 亜矢 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (40295085)
千葉 雄太 九州大学, 歯学研究院, 助教 (10821986)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Summary of the Research Project |
本研究はエナメル質特異的な石灰化制御機構を解明し、エナメル質再生技術の開発を目指す。この目的のために、エナメル芽細胞の成熟過程で発現する分子を網羅的に解析し、石灰化関連分子を明らかにし、エナメル質形成に重要な水素イオン濃度の制御に関連するGpr115、Gpr111のエナメル質形成過程におけるpH調節機能を解明する。それらの知見を基盤としてpH制御によるエナメル質石灰化誘導法を開発する。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
我が国における乳歯および永久歯の先天的エナメル質形成不全の罹患率は20%を超え、新たな問題として注目されている。一方、生体内で最も硬いエナメル質の再生は、硬組織再生の中でも極めて難しい課題の一つであり、エナメル芽細胞の分化機構の解明、およびこれに基づくエナメル質再生は極めて重要な研究テーマである。エナメル芽細胞成熟過程における石灰化機構を明らかにすることで人工エナメル質による再生医療が期待される。
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