2022 Fiscal Year Annual Research Report
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22J11635
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
橋本 信吾 明治大学, 理工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2022-04-22 – 2023-03-31
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Keywords | ナノテクノロジー / 超分子化学 / 炭素材料 / 走査型トンネル顕微鏡 / 自己集合単分子膜 / 電気化学反応 / 化学修飾 |
Outline of Annual Research Achievements |
四つのベンゼン環から成るひし形分子bisDBAの多孔性ネットワークを用いた周期的化学修飾に挑戦した。グラファイトを用いた場合では、当初の構想通り、ヘキサゴナル、オブリーク、レクタングラーの様々な周期で、アリールジアゾニウム塩の電気化学還元法によりパターニングを行うことに成功した。加えて、ゲスト分子の添加により、付与できる周期をオブリークからヘキサゴナルへ切り替えられることも見出した。また、各鋳型のキラリティーとその修飾表面への伝播の様式や空孔形状・大きさとパターニングの精度に関しても詳細に調査を行った。これらの結果は国際学会で発表を行った他、論文にまとめNanoscale誌から公開された。加えて、同誌のInside front coverに選出され、プレスリリースも行われた。続いて、本手法をグラフェンへ応用することを試みた。鋳型として、bisDBA-C10とC14を使用した。グラフェン上でbisDBAネットワークの形成は確認出来たので、それを鋳型に化学修飾を行った。複数のジアゾニウム塩を用いて行った所、化学修飾は確認できたが、そのパターンに周期性は見られなかった。続いて、多層グラフェンを用いて同様の実験を行ったが、周期的化学修飾は達成できなかった。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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