2023 Fiscal Year Research-status Report
日本・英米との比較から見たフランス現代哲学の主体・人格概念(愛・性・家族を軸に)
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22K00022
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Research Institution | Kyushu Sangyo University |
Principal Investigator |
藤田 尚志 九州産業大学, 国際文化学部, 教授 (80552207)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | フランス近現代哲学 / 主体性 / 人格性 / 愛 / 性 / 家族 / ベルクソン / 記憶 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の研究も、1)ベルクソンを中心とする近現代フランス哲学研究を軸に、2)愛・性・家族の形而上学とその脱構築について進められた。1)に関しては記憶の分析哲学者たちとの共同作業が本格化しつつあり、その成果は次年度一部公刊されるはずである。2)に関しては、2024年1月より慶應義塾大学出版会のHP上で「結婚の哲学史」と題する連載を開始している。今年度の研究成果としては、主に共著3冊(日本語2冊・英語1冊)、論文2本(英語1本、仏語1本)、翻訳1冊(仏語⇒日本語)を発表した。また、口頭発表14本(すべて単独。日本語6本、フランス語6本、英語2本)を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度前半は家族の健康問題もあり、計画どおり順調に進んだとは言えないが、後半で取り戻し、おおむね順調に進んでいると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後に関しては、今年度までと同様、上記1)と2)を軸に研究を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
家族が健康状態に変調をきたし、介助の必要が生じた。そのため新たに始動しようとしていた研究のための書籍購入は次年度に持ち越すことになった。
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Research Products
(14 results)