2023 Fiscal Year Research-status Report
ラテンアメリカ文学における冷戦と東アジアに関する研究
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22K00481
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
久野 量一 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (70409340)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ラテンアメリカ文学 / 朝鮮戦争 / 冷戦 |
Outline of Annual Research Achievements |
年度上半期は、冷戦期のラテンアメリカに刊行された複数の文芸誌からアジア関係、特に東アジア関係の論文の抽出とインデックス作成に注力し、資料の重要度に関する順位づけを行った。それを踏まえて不足する文献の入手のため、キューバ訪問の計画を立て、9月にキューバを訪れた。現地では欠けていた関連文献の入手と現地の文学研究者や作家に知見を求めた。 年度下半期は上半期の現地調査の成果を整理しつつ、特にラテンアメリカと朝鮮戦争に関わる文献調査を進め、ソウル訪問の計画を立てた。3月にソウルを訪れ、朝鮮戦争におけるラテンアメリカ兵士の記録を調査し、未見の資料が数多く存在することを確認し、ソウル在住のラテンアメリカ作家に面会した。ソウル訪問が年度末になったため、その成果の整理は2024年度に持ち越しとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
二度の現地調査(キューバ、韓国)で、現地の研究者や作家と集中的に意見交換を行い、問題意識を共有できたことにより、資料の分析方法について一定の方向性が得られたため。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度は、アジア・アフリカ作家会議におけるラテンアメリカ作家とアジア作家の発言を抽出し、インデックス化に注力するとともに、研究会、学会での発表に向けて成果をまとめる。
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Causes of Carryover |
2023年度は学務負担に忙殺されたため、資料のスキャンなどの物理的時間が取れなかった。次年度使用額については、2024年度に人件費などに当てて、研究を有意義に進めたい。
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Research Products
(1 results)