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2023 Fiscal Year Research-status Report

五島列島方言の記述による日本語史の重層的研究

Research Project

Project/Area Number 22K00583
Research InstitutionFukuoka Jo Gakuin University

Principal Investigator

門屋 飛央  福岡女学院大学, 人文学部, 准教授 (60805878)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 二階堂 整  福岡女学院大学, 人文学部, 教授 (60221470)
前田 桂子  長崎大学, 教育学部, 教授 (90259630)
原田 走一郎  長崎大学, 多文化社会学部, 准教授 (00796427)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2027-03-31
Keywords日本語学 / 五島列島方言
Outline of Annual Research Achievements

2023年度は、五島列島各地へ調査を行った。まず、8月、11月に小値賀島を行った。主に動詞活用に関して調査を行った。この調査結果は、「五島列島方言の記述に向けた小値賀町方言の調査報告」『福岡女学院大学紀要 人文学部編』第34号にまとめた。次に、2024年3月に五島市福江、新上五島町でも調査を行った。調査内容は、五島列島方言に広くみられる「ザマナカ」という形式など、語彙や文法に関するものを行った。
2022年度に宇久島を調査したことを加えると、これで調査した地点が4地点となる。五島列島全体の方言を考察するため、当初計画していた通りの地点をまずは調査することができた。そのため、各地でインフォーマントと連絡を取ることが可能になった。調査は、まだ初期調査の段階である地点が多い。これより継続して調査を行い、各地の方言体系に関する調査を行う。
代表者の門屋は、5月に第295回筑紫日本語研究会にて「五島列島方言にみられる「ザマナカ」の意味の違いについて」という題目で研究発表を行った。前田は、8月に第296回筑紫日本語研究会にて「藪路木方言の派生形容詞 ―ラシカ・-ナカ」という題目で研究発表を行った。原田は、11月に日本言語学会第167回大会にて「長崎県藪路木島方言における「動詞中止形+助詞」による脱従属化の記述的研究」という題目で研究発表を行った。各自が五島列島方言に関するテーマで考察を行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

五島列島全体を考察するうえで、予定していた4地点の調査を行うことができた。しかし、まだ調査の初期段階である地点が多く、進捗はやや遅れている。調査項目の精査、複数回の調査を行う必要がある。

Strategy for Future Research Activity

2024年度は、現在の調査地点でのさらなる調査を行う。すでにインフォーマントとは連絡を取れる状態であるため、調査を継続して行う。
現地調査のほか、調査結果の共有と展望に関する会議、研究会での調査結果の研究発表も行う。現地調査を行い、その結果を発表をして、次の調査につなげるというサイクルを続けていく。

Causes of Carryover

2023年度は調査に行く回数や日数が、予定より多く取ることができなかった。そのため、次年度にその旅費分を回し、次年度の調査を充実させるために使用する。

  • Research Products

    (2 results)

All 2024 2023

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 五島列島方言の記述に向けた小値賀町方言の調査報告2024

    • Author(s)
      門屋飛央,二階堂整,前田桂子,原田走一郎
    • Journal Title

      福岡女学院大学紀要人文学部編

      Volume: 34 Pages: 12-23

  • [Presentation] 長崎県藪路木島方言における「動詞中止形+助詞」による脱従属化の記述的研究2023

    • Author(s)
      原田走一郎
    • Organizer
      日本言語学会第167回大会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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