2022 Fiscal Year Research-status Report
Investigating interactional practices for intercultural communicative competence in English conversation: Data-driven qualitative exemplars and short-term and long-term developmental trajectories
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22K00681
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
ブラウン アイヴァン 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (80436774)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 英会話(話すこと・やり取り) / 会話分析(CA) / 第二言語相互作用能力(L2IC) / 異文化間コミュニケーション能力(ICC) / 縦断的分析 / 教材 / 学習活動のデザイン / 事例研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
データ収集において、オンラインと対面での会話の音質を向上させるために、追加の高品質マイクを購入した。会話分析と第二言語の相互作用と学習に関する国際レベルの最先端研究に関する論文集を電子ブックとして購入し、この研究プロジェクトの質を高めるために使用している。以前の「コミュニケーション英語・会話の原理」の授業内容の振返り・評価・見直しに基づいて、ワークショップと課題の資料を、コンテンツ、デザイン、英語+日本語版の点で大幅に改善し、このプロジェクトに関連する教育と学習活動の向上はすでに見られている。2023年度の学会での研究発表(5月に京都、6・7月にオーストラリアと英国)の準備として、さらに1時間分の会話データを完全な会話分析の形式で書き起こし詳細で分析した。2022年度の上記会話原理授業を実施したことにより、それの「会話録音・録画ポートフォリオ」を収集し、大多数の受講生が自分の会話データを研究目的で使用することに同意してくれた(全体20時間以上)。このデータには、日本人と留学生の間の異文化間英会話が含まれている。この授業からの過去3年間のデータは、この研究プロジェクトの分析を容易にするために、体系的に再編成および処理した。本科研に関連する教育・研究活動の質は、次の学会活動に参加したことで大きな恩恵を受けた:2022年 5月に東京で開催された「CAN-Asia 第5回L2インタラクション・シンポジウム」、3回の「CAN-Kanto」データセッション研究会(4・9月:オンライン、3月:早稲田大学)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究代表者の大学での予期せぬ余分な作業により海外大学の学生との国際交流は実現できなかったが、書き起こし作業、分析、2023 年度の学会での研究発表の準備並びに指導・学習のための教材と学習活動の開発が予想以上に進められた。
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Strategy for Future Research Activity |
次の国際学会で最新の研究成果を発表する:「CAN-Asia 6th Symposium on L2 Interaction」(京都、5月)、「International Conference on Conversation Analysis」(ICCA)(ブリスベン、6・7月)、「Cutting Edges」異文化間コミュニケーション学会(英国カンタベリー、7月)。「英会話の原理」授業(受講者20人分以上)からの「会話録音・録画ポートフォリオ」のデータを書き起こし、分析する(それぞれ事例研究)。今年か来年に向けて、海外の大学の学生との国際異文化間英会話の調整に取り組む。学習者の第二言語相互作用能力(L2IC)と異文化間コミュニケーション能力(ICC)を高めるための教材と学習活動(15回分) を作成する。2023年度「英会話の原理」授業に向けて準備・実施し、可能な限りデータを収集する。受講生5人分以上のデータに対して縦断的分析(事例研究)を行う。実証研究論文原稿1本以上を作成し研究ジャーナルに提出する。
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Causes of Carryover |
理由:(1)大学院生の予期せぬ余分な多忙により、彼らができる研究補助の量が制限された。(2)ノートパソコンの追加1台があれば研究作業が強化されただろうが、旅費の増加により、十分な技術仕様のものを購入するための十分な予算がなかった。 使用計画:(1)補助職として大学院生の採用を再度試む。(2)本プロジェクトに関連する学会や研究会等への出張は常に研究成果に役立つため、予算が人件費に使用されない場合は、旅費の追加に振り替えられる。
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