2023 Fiscal Year Research-status Report
Automated speech scoring of dialogue response and its use in high school and tertiary English-as-a-foreign-language education
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22K00790
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
林 裕子 佐賀大学, 教育学部, 准教授 (10649156)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 悠介 早稲田大学, グローバルエデュケーションセンター, 准教授 (80409739)
石井 雄隆 千葉大学, 教育学部, 准教授 (90756545)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 発話自動採点システム / スピーキング / 談話完成タスク |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,研究協力者との合同会議、システムの修正データ収集,採点基準の精査,採点・文字起こし作業に取り組んだ。 昨年度の実証実験の際に発生した自動採点のエラーに対応すべく、プログラミングの修正を行い、改良後のシステムの動作具合を確認すべく、前期に約120名の大学生を対象に,スピーキングテスト(談話完成タスク)を実施した。そのデータを用いて,研究協力者2名と会議・ワークショップを開き,採点基準の精査並びにデータ分析や音声データ処理等の一連の作業の確認を行った。データ分析の結果、システムは正常に改良されていることが確認されたため、次年度において分岐型の問題を取り入れたタスクを実施することで合意した。本来であれば、今年度中に、分岐型のタスクを用いた実証実験まで行う予定であったが、研究代表者が後期で産休に入ったため、進行に遅延が生じている。来年度に遅れを取り戻せるよう作業計画を立て、遂行する必要がある。 加えて、前期中に、国際誌に投稿していた論文が刊行されたことを受け、次の論文執筆に向けた打ち合わせも行い、次年度に本格的に執筆を進める予定である。また、国際学会でも発表を行い、成果発信に精力的に取り組む所存である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者が後期で産休を取得したため、進行に若干の遅延が生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに作成した発話タスクに加え、分岐型の質問を取り入れたタスクを作成し、実証実験ならびにシステムの実装に取り組む。本年度の実証実験において、受験者から観点別フィードバックが欲しいとの声が複数寄せられたことを受け、評価基準の精査にも取り組む予定である。並行して、論文執筆並びに学会発表を行い、成果発信に精力的に取り組む。
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Causes of Carryover |
物品費の差額については、実証実験時にマイクの故障が続き、新たに約40台購入したことがによるものである。人件費については、妊娠中であった研究代表者への負担を軽減すべく、当初の予定より多くの学生補助を雇用したためである。
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