2024 Fiscal Year Research-status Report
近代都市東京における土地賃貸借市場の構造分析 ―麹町区内幸町のケーススタディ―
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22K01609
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| Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
鷲崎 俊太郎 九州大学, 経済学研究院, 准教授 (50306867)
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| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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| Keywords | 東京 / 地代 / 内幸町 / 都市 / 日清戦争 / 日露戦争 / 城下町 / 外堀 |
| Outline of Annual Research Achievements |
今年度は,今後における研究の発展性を検討するために,江戸城(宮城)における外堀の埋立が,旧城下町における近代化・都市化に対してどのように寄与していったのかを分析する手がかりを形成することに努めた。 東京においては,日清・日露戦後期に宮城の外堀が埋め立てられ,市区改正計画が着々と施行されていき,その一環として,東京市電が敷設されたり,上水道設備が整っていくことは,既に知られている。しかし,外堀を埋設して都市化を企図していくプロセスについては,全く明らかになっていなかった。そこで,今年度は東京都公文書館にて,外堀の埋立に関する史料を収集することに努めてきた。 また,他の旧城下町における外堀埋立と都市化と比較するために,岡山城,弘前城へのフィールドワークを行い,それぞれ現地にて関連資料・文献を収集・購入した。また,福岡城の外堀(肥前堀,紺屋町堀)に関しては,今年度に刊行した『西鉄沿線の近現代史』(クロスカルチャー出版)の第1章にて,天神・大名の近代都市化を触れる際に,文献を収集し,記載した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
上記に示した「旧城下町における外堀の埋立と都市化の進展」という視野は,本研究の応募時点でも思いついていなかった新たな視座であり,単に近代経済史の範疇に留まらず,城郭の発掘に携わる近代考古学の成果をも取り組むことができるので,本研究の学際性がさらに広がる可能性を秘めているといえる。 ただし,他の業務が多忙だったため,史料収集を十分なほどにできてなかったところが,「やや遅れている」と判断した理由である。本研究のエフォートをもう少し進展させたかったが,次年度の延長が認められたことで,挽回することにしたい。
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| Strategy for Future Research Activity |
上記の分析を進捗させるため,東京都公文書館,東京都立中央図書館,福岡市総合図書館,岡山県立記録資料館,弘前市立図書館などを訪問し,新たな視座での史料収集に努めたい。分析結果を,経済史関係の学会,歴史地理学関係の学会,都市史関係の学会における大会・部会などで発表し,それぞれの学会誌,および紀要を通じて公表を図りたい。
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| Causes of Carryover |
本年度が業務多忙となってしまったため,史料収集を行う期間を十分に取ることができなかった。そのため,次年度への延長を申請し,承認されたため,次年度にて残額を使用する予定である。 使用計画としては,史料収集のための旅費を主としており,具体的には,東京都公文書館,東京都立中央図書館,国立国会図書館,弘前市立図書館,岡山県立記録資料館などへの訪問を予定している。
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