2022 Fiscal Year Research-status Report
戦略的意思決定とマネジメント・システムに関する質的研究
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22K01715
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
水野 由香里 立命館大学, 経営管理研究科, 教授 (80453463)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 戦略的意思決定 / 組織 / 企業家 / トップマネジメントチーム / 事業成果 / 従業員 |
Outline of Annual Research Achievements |
経営者の戦略的意思決定とマネジメント・システムに関する研究を進めるために、2022年度においては、大きく2つの取り組みを進めてきた。 一つ目の取り組みは、経営者と従業員に対して、業務の進捗と業務の成果、および、経営者・マネジャーによる支援に関して実施した経験サンプリング調査の結果分析と発表を行った。発表は、学術業界に対しては、日本経営学会での関西部会と、同学会での全国大会、一般向けに対しては、大阪経済大学経営・ビジネス情報センター主催の2022年度第1回シンポジウムにおいて行った。また、それらの発表でのフィードバックを踏まえて、論文(共著)を執筆した(2023年3月31日現在、査読審査中)。 二つ目の取り組みは、戦略的意思決定を行う企業家分析と、機能する戦略・組織や機能不全を起こした戦略・組織に関する研究を進めてきた。こちらの研究の成果は、2023年度に中に、研究成果を出すことができるように取り組んできた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究成果を学会の部会と全国大会で発表し、また、研究の成果を(学会のみならず)一般に向けたシンポジウムで分かりやすく伝えることができた点は、評価されて然るべきであろう。また、学会での発表を踏まえて論文を執筆し、2023年3月31日現在、査読プロセスにある。 そして、機能する戦略・組織や機能不全を起こした戦略・組織に関する研究については、経営者の意思決定と組織の事業成果についての研究を進めてきた。この研究結果やインプリケーションについては、出版する予定をしており、出版社からも出版の内諾を得た。 以上のことから、研究は、おおむね順調に進展していると言えよう。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、機能する戦略・組織や機能不全を起こした戦略・組織に関する研究を意欲的に進めていく。より具体的には、この研究結果やインプリケーションを研究書籍として出版する予定を立てている。 また、意思決定する企業家の育成について、国内外のビジネススクールにおける教育手法や実施方法などを調査する予定にしている。
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Causes of Carryover |
2022年度は、これまでに実施していた経験サンプリング法によるデータが収集できていたため、その分析と学会発表、論文の執筆を行っていた。そのため、新たな調査や視察まで手が回らなかった。これが、2022年度の予算執行に関して、当初の予定よりも使用額が少ない理由である。 次年度は、年度の前半は書籍の執筆を行う予定で進めており、調査や視察に行くことを差し控えるが、年度の後半では、国内外のビジネススクールの調査や視察に行く予定にしている。
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