2023 Fiscal Year Research-status Report
農山村住民が抱える福祉的課題解決支援のためのサポートガイド開発
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22K02021
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Research Institution | Bukkyo University |
Principal Investigator |
高木 健志 佛教大学, 社会福祉学部, 教授 (40413512)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 農山村福祉 / 農村ソーシャルワーク / 農山村における生活支援 / 農山村における福祉課題支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度については、インタビュー調査と文献調査をあわせて実施できた。文献調査については、農山村に関する文献・ソーシャルワークに関する文献・メンタルヘルスに関する文献を中心に調査を行い、成果は論文のなかで公表することができた。文献調査では、農山村のおもな産業の一つである農業を取り巻く政策的動向を確認することができた。従来、農業は農山村において家業として営まれてきた歴史があった。近年では、株式会社によって農業法人が運営されていたり、また、農福連携といわれるように福祉事業所が農業を行うなど、農業をとりまく状況の変化が起こっている。このような状況の変化と、農山村の住民の生活課題とが関係してくると考えることができた。また、インタビュー調査では、計画していた項目についての調査を農山村を中心に支援を行っている民生委員から調査協力を得て実施することができた。農山村の民生委員の実践としては、高齢単身世帯の見守り活動や孤立する児童の家庭への声かけなどかなり広範囲にわたることが明らかとなった。調査協力者を追加して調査を行っていく必要も確認できた。ただ、予定していた対面によるインタビュー調査について、調査地域として選定している農山村地域では、未だ、COVID-19の影響による懸念が残っており、そのため、インタビュー調査の進捗に影響を受けている。しかしながら、インタビュー調査を実施することもできており、この実績をもとに継続して調査の交渉を続けている。なお、すでに行った農山村地域を担当している高齢者福祉事業所担当者からの調査結果について、論文化を行い公表できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
文献調査については、継続して、所属機関図書館や国立国会図書館等を中心に行っていくこととしている。また、インタビュー調査については、調査対象地としている農山村では、いまだCOVID-19の影響が残っており、直接の調査について、また、オンラインによる調査も電話回線の未整備地域であるなどして、調査に影響がおこっている。ただ、調査についての交渉は継続しており、次年度は直接調査を行うことができる見込みである。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、継続して文献調査を行っていくとともに、インタビュー調査を実施し、データをもとに分析を行い、結果を明らかにして、成果の公開も目標にして実施していく予定である。
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Causes of Carryover |
計画時には、調査地域である農山村への「旅費」「謝金」等を計上していたが、COVID-19の影響がいまだ残っており、そのため、計画していた調査がまだ実施できていない。そのため、次年度使用額が生じている。なお、今年度は、インタビュー調査を実施できるよう、継続して交渉中である。
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Research Products
(2 results)