2022 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
22K02028
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Research Institution | Neuropsychiatric Research Institute |
Principal Investigator |
米田 恵子 公益財団法人神経研究所, 研究部, 研究員 (50455408)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 自閉症スペクトラム症 / 認知機能 / 認知リハビリテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
自閉スペクトラム症(ASD)の社会適応については、認知機能との関連が示唆されており、これを標的とする心理社会的介入法の開発が期待される。 本研究では、神経および社会認知の広範な認知領域から 自閉スペクトラム症の社会適応に関連する認知機能を特定し、自閉スペクトラム症の社会適応向上に寄与する新たな支援法の在り方について、検討することを目的とする。 研究の初年度として、国内外の文献のレビューを行った。具体的には、本研究の主題である介入方法及び介入標的となる認知機能について、介入の標的・主要評価項目によって、研究を5つの主なカテゴリーに分類した。また、介入の対象は、ASDと定型発達、他の精神疾患と比較する文献も多く散見され、疾患別あるいは重複診断等によって、認知機能の標的が異なり、それに応じた介入法を検討する必要があることが示唆された。また、海外の論文では、「白人」「男性」を対象者として設定されていることが多く、他の民族、または性別についての知見が少ない傾向にあった。対象者の選定には、これらについても考慮する必要があるだろう。 本年度の成果を国内の学会で発表した。今後、これらの成果を踏まえ、検索キーワードや対象者の設定を行う。さらに国内では、ランダム化比較試験を用いた研究が乏しいため、海外の研究結果を主に収集し、関連論文の参考文献リストについても検索し、系統的文献レビューを行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度の文献調査の成果を国内学会で発表できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度の成果を踏まえ、諸条件を設定し、系統的文献レビューを行う。
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Causes of Carryover |
本年度は、文献調査を主としたため物品等の購入は不要であった。次年度以降に購入予定である。
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Research Products
(1 results)