2022 Fiscal Year Research-status Report
バイスタンダーのためのフィジカルアセスメントの効果的教育プログラムの開発
Project/Area Number |
22K02656
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
田中 優司 愛知教育大学, 学内共同利用施設等, 教授 (70377654)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 生雅 愛知教育大学, 学内共同利用施設等, 教授 (10262776)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 救命講習 / 心肺蘇生法 / バイスタンダー / フィジカルアセスメント |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的はバイスタンダーによる適切なフィジカルアセスメントは何かを明らかにし、その効果的な教育プログラムを開発することである。 今年度は第一段階として非医療系大学生のフィジカルアセスメントの現状調査の準備をすすめた。この現状調査では本学学生を対象に質問紙調査を施行し、救急救命講習の受講歴、現時点で心肺蘇生法についての自信、理由、対策、心肺蘇生法についての意見調査などを行い、記述統計による評価と定量テキスト解析を行う予定である。申請者の所属施設の研究倫理審査委員会の承認を得て、調査を施行中である。この調査研究により、非医療系大学生のフィジカルアセスメントの現状の把握をすすめる。 第二段階としてバイスタンダーのフィジカルアセスメントの調査の準備をすすめた。バイスタンダーが傷病者を目の前にしたときにその状況をどのように判断しどのように表現するのかを調査する予定である。本学学生を対象に傷病者(様々な状況を設定)を発見する想定でそれぞれどのように状況を判断し、表現するかを自由記述で評価する。次に救急を受ける通信司令員からの質問を想定して回答していただき、記述統計による評価と定量テキスト解析を行う予定であり、申請者の所属施設の研究倫理審査委員会の承認を得て、準備中である。 本研究の推進により、バイスタンダーの立場のフィジカルアセスメントから心肺蘇生法の早期開始につながること、さらに発展的には「命を救う」ことに結びつき、誰もが安心して暮らせる豊かな共生社会の実現につながるものと考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画では、今年度は第一段階として非医療系大学生のフィジカルアセスメントの現状調査である。現在、研究倫理審査委員会の承認を得て調査を施行中である。さらに第二段階としてバイスタンダーのフィジカルアセスメントの調査の準備をすすめている。現在、研究倫理審査委員会の承認を得て、調査の準備中である。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画では、令和5年度は研究の第二段階としてバイスタンダーのフィジカルアセスメントの調査をすすめる予定である。バイスタンダーが傷病者を目の前にしたときにその状況をどのように判断しどのように表現するのかを調査する予定である。本学学生を対象に傷病者(様々な状況を設定)を発見する想定でそれぞれどのように状況を判断し、表現するかを自由記述で評価する。次に救急を受ける通信司令員からの質問を想定して回答していただき、記述統計による評価と定量テキスト解析を行う予定であり、申請者の所属施設の研究倫理審査委員会の承認を得て、準備中である。
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Causes of Carryover |
研究は概ね順調に進んでいるものの、調査研究の結果分析等については時間がかかっている。これに伴う経費は次年度に繰り越すことにした。今後の研究費用の使用計画として、第二段階の調査に関わる費用や、調査研究の分析とともに教育プログラム作成などの費用、成果をまとめ学会や論文で発表するための費用などに使用する予定である。
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