2023 Fiscal Year Research-status Report
Society 5.0 時代に活躍できる高校段階におけるSTEAM教育の開発
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22K02998
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Research Institution | Kanagawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
門田 和雄 神奈川工科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (30756490)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | STEAM教育 / デジタルファブリケーション / 3Dプリンタ / レーザー加工機 / 高等学校 |
Outline of Annual Research Achievements |
「Society 5.0 時代に活躍できる高校段階におけるSTEAM教育の開発」を進めていく2年目として、1年目に導入したレーザー加工機や3Dプリンタ、コンピューター端末を本格的に動かすことができるSTEAM工作室を稼働させることができた。こちらの工作室では数々の教材研究やワークショップ等を開催できた。共同研究を進める高等学校を訪問してワークショップや学会発表も進めている。また、神奈川県の工業高校教員を対象としてSTEAM教育の講演を行う機会もいただいた。研究2年目ということで、日本産業技術教育学会、日本工業技術教育学会、日本機械学会等において、STEAM教育に関する口頭発表を行った。ようやく対面での学会発表が本格化でき、STEAM教育に関するさまざまな情報交換もできた。学会発表以外にも、STEAM教育の展示実演やワークショップを三重大学及び北海道教育大学において開催することができ、STEAM教育に興味をもつ小中学校の教員の方々から直接STEAM教育に関するお話を伺うことができたことは今後のSTEAM教育実践を進めていくうえで、大いに役立つと考える。11月には台湾で開催されたMakerFaireTaipeiに出展して、台湾の中学校や高等学校のSTEAM教育の取り組みを直接見ることもできた。今後も国際的な動向を視野に入れながら、日本の高等学校に導入できるSTEAM教育を研究していく所存である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要に書いた通り、予定通りのことを順調に進めることができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
3年目はいよいよまとめの年になるので、引き続き計画的に研究を進めながら、論文発表等による成果報告を上手くまとめたい。
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Causes of Carryover |
学会発表が比較的近い場所が多く、旅費を少なくできたため。
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