2023 Fiscal Year Research-status Report
タブレットを用いたHIV陽性者の心理状態のスクリーニング検査の開発
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22K03108
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Research Institution | Kyoto Notre Dame University |
Principal Investigator |
仲倉 高広 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 講師 (90539587)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村井 俊哉 京都大学, 医学研究科, 教授 (30335286)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | スクリーニング検査 / 心理 / タブレット化 / HIV感染症 |
Outline of Annual Research Achievements |
【目的】タブレットによる検査を開発し導入することで,感染症科医師や看護師が早期に心理状態のスクリーニングを行え,必要に応じ精神科医療や多職種連携を行え,さまざまな心理的問題を併せ持つHIV陽性者の包括的ケアに資すること。 【実施状況】昨年度に行ったスクリーニング検査の選定に基づき,ACE-III,TMT-A,The substance abuse and mental illness symptoms screener(日本語訳),Sexual compulsivity scale(日本語訳)をタブレットを用いて実施できるようにシステム構築を行った。その後,研究分担者,およびシステム開発委託業者とオンラインにて会議を複数回行い,タブレット上で上記検査を操作する際に不備がないかなど検討し,システムの修正を行った。特に,紙面上では鉛筆等で図形を描写したり,数字を線でつなぐ作業を,タブレット上でタッチペンで行う場合の差異に留意し,タッチペン状で行う場合の細やかな操作を必要とせずに課題を遂行できるよう,ペンによる線の太さなどを改良した。また,鉛筆で課題を行う場合は一筆書きになるよう指示がされるが,タッチペンでの作業の場合,課題を通過したかどうかの判断をシステム上で行うため,始点と終点をタッチできるかどうかに変更した。 さらにタブレットの操作手順書などを作成した。 また,調査を実施できる期間や企業の選定(打ち合わせ)を行った。 【今後】研究倫理審査委員会の承認が得られたのち,一般成人男性(約100名)を対象に,タブレット化されたスクリーニング検査と紙面によるスクリーニング検査を実施し,一致度を検討する予定。特に,タッチペンの操作そのものの影響や,紙面の課題とは変更を加えたタブレット上で行う課題との一致の程度を検証する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
タブレット化および,実際に調査をするにあたり,調査協力をお願いできる期間や企業の選定に時間がかかった。
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Strategy for Future Research Activity |
京都ノートルダム女子大学研究倫理審査委員会の承認が得られたのち,20歳以上の男性約100名に紙面によるスクリーニング検査,およびタブレット化されたスクリーニング検査を実施し,タブレット化の妥当性等を検討する。
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Causes of Carryover |
【理由】システム開発が遅れ,次年度に調査を実施することになったため次年度使用が生じた。 【使用計画】システム開発料:約2,200千円,保守・データ保管など:500千円(50千円(月額)×10か月),調査協力者謝金:100千円(1千円×100名),その他(タブレット代,通信費,会議など):500千円
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Research Products
(1 results)