2022 Fiscal Year Research-status Report
量子 K 理論のシューベルト・カルキュラスとピーターソン同型
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22K03239
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
池田 岳 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40309539)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩尾 慎介 慶應義塾大学, 商学部(日吉), 准教授 (70634989)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 量子 K理論 / ピーターソン同型 |
Outline of Annual Research Achievements |
シンプレクティック型のアフィン・グラスマン多様体のトーラス同変コホモロジー環に対して,シューアQ関数の環の剰余としての記述を与えた.さらにこの環同型がA型のアフィン・グラスマン多様体のトーラス同変コホモロジー環からの folding で得られることを示した.さらに,環の生成元である特殊シューベルト類,およびラグランジアン・グラスマン元に対応するシューベルト類を代表する多項式を特定した.この結果は Mark Shimozono と中山勇佑との共同研究である.
放物型ピーターソン同型を背景として,ラグランジアン・グラスマン多様体の量子コホモロジーをシューアQ関数の環の剰余として表示することができた.中山勇佑,山口航平,河野隆史との共同研究である.
放物型のK理論的ピーターソン同型を背景として,ラグランジアン・グラスマン多様体の量子K理論をC型アフィン・グラスマン多様体のKホモロジー環の剰余として捉えることができた.これは河野隆史との共同研究である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
放物型のピーターソン同型を積極的に用いるというアイデアを実行したところ,予想よりも早くよい結果が得られた.
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き,C型の量子シューベルトカルキュラスをピーターソン同型を背景として探究する.
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Causes of Carryover |
依然として出張の機会が少ないので,次年度の旅費に回した.
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Research Products
(2 results)