2022 Fiscal Year Research-status Report
室内環境としての換気量・気流・温度を可視化できる可搬型モニタリングシステム開発
Project/Area Number |
22K04442
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Research Institution | Sendai National College of Technology |
Principal Investigator |
高橋 学 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (00585292)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 温度計測 / 空調 / レーザー |
Outline of Annual Research Achievements |
この研究では、超音波とレーザー計測を組み合わせたモニタリングシステムを開発し、室内の気流と室温の分布を高速かつ非接触で観測する技術について検討している。現時点で計測システムの構築は完了し、検証実験を開始した。しかし、実験結果の再現性が低く、同一環境を計測した場合でも計測結果が必ずしも一致しないことがわかった。また、実験条件と計測結果を比較すると、定性的には傾向を確認できるが、比較用の風速計や熱電対式温度計と必ずしも一致しない。 原因はいくつか考えられる。まず、超音波とレーザーの計測精度が低い可能性がある。また、実験室内の気流が複雑で、一貫性がないため、計測結果がばらついている可能性がある。さらに、比較用の風速計の精度が低い可能性もある。 原因を特定し、解決策を見つけるために、さらに調査を行う必要がある。また、システムの精度を向上させるために、超音波とレーザーの計測器の構成を変更する可能性がある。さらに、室内の気流の解析を改善し、計測結果のばらつきを減らすようにする。方法として、PIVによる流れ計測を利用し、超音波センサ周りの空気の流れを確認する計画を検討している。 これらの問題を解決できれば、本システムは室内の気流と室温の分布を高速かつ非接触で観測するために使用できる。これは、より快適で健康的な室内環境の設計に役立ち、エネルギー効率の高い空調システムの開発にも役立ち、また、コロナウイルスやインフルエンザウイするなど、空気を媒体とした感染症の予防にも役立てられると期待できる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
システムの構築は完了し、検証実験を開始した。しかし、実験結果の再現性が低く、必ずしも一致しない。また、実験条件と計測結果を比較すると、定性的には傾向を確認できるが、比較用の風速計と必ずしも一致しない。 原因はいくつか考えられるが、超音波とレーザーの計測精度が低い可能性が高い。また、室内の気流が複雑で、一貫性がないため、計測結果がばらついている可能性がある。さらに、比較用の風速計の精度が低い可能性もある。
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Strategy for Future Research Activity |
原因を特定し、解決策を見つけるために、さらに検討を行う。また、システムの精度を向上させるために、超音波とレーザーの計測器の構成を変更する方法も検討する。さらに、室内の気流の解析を改善し、計測結果のばらつきを減らすようにする。
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Causes of Carryover |
申請時の計画では、初年度に基礎的な検討を完了する予定だった。しかし、実験結果の再現性や比較用計測機器との計測値の相違が生じ、原因の究明や対策に時間がかかった。基礎的な検討を終えた後に装置の購入を予定していたため、次年度の予算で請求する。次年度の予算使用計画は、申請時の物品と変更はない。 実験結果の再現性の問題は、計測器の精度が低いことが原因と考えられる。また、室内の気流が複雑で、一貫性がないため、計測結果がばらついている可能性がある。比較用の風速計の精度が低い可能性もある。原因を特定し、解決策を見つけるために、さらに調査を行う。また、システムの精度を向上させるために、超音波とレーザーの計測器を変更する可能性がある。さらに、室内の気流の解析を改善し、計測結果のばらつきを減らすようにする。
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