2023 Fiscal Year Research-status Report
住民が地域医療を守る住民協働型教育プログラム(北海道モデル)の開発
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22K07424
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Research Institution | Sapporo City University |
Principal Investigator |
近藤 圭子 札幌市立大学, 看護学部, 助教 (50760211)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武冨 貴久子 札幌市立大学, 看護学部, 講師 (80543412)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 地域医療 / 過疎地域 / 住民の意識 / 受療行動 / 医療サービス利用者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、北海道の過疎地域の医療サービス利用者である住民を対象として、受療 行動と地域医療に対する関心や理解を明らかにすることである。本研究の意義は、地域医療に携わる医療提供者側と医療サービス利用者側が協働し、地域をあげて医療を守る文化を醸成するために、双方が共通認識を持って課題解決に向けたアプローチ方法を提言することである。本研究を基盤データとして、住民に向けた地域医療の理解を高める教育的アプローチ方法を見出し、その発展的な研究として、住民が健康を維持しながら適切に医療を利用するための支援プログラムを開発、モデル化し、実践することで地域に還元することである。 本研究の2023年度の実施状況は、学会発表による調査研究のブラッシュアップと地域医療に関する情報収集を行った。さらに、文献検討を進めて質問紙調査、インタビュー調査における研究背景の根拠づけを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度は、既存の知見を網羅的に整理し、本研究の根拠づけを明確にするため、さらに文献検討を行い、地域医療における研究ギャップを把握することができた。また、学会発表による調査研究のブラッシュアップと地域医療に関する情報収集を行い、知見を深めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、医療サービス利用者への調査を実施する計画を進める。
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Causes of Carryover |
2023年度に実施予定であった質問紙調査を実施しなかったため、想定額を下回り、次年度使用額が生じている。2024年度は、医療サービス利用者への調査に充当する計画である。
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