2023 Fiscal Year Research-status Report
ニコチン受容体機能に着目した注意欠如・多動症の病態解明:PETによる検討
Project/Area Number |
22K07577
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
藤田 宏治 浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (20930647)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横倉 正倫 浜松医科大学, 医学部, 助教 (00529399)
間賀田 泰寛 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 教授 (20209399)
尾内 康臣 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 教授 (40436978)
和久田 智靖 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (80444355)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 注意欠如・多動症 |
Outline of Annual Research Achievements |
注意欠如・多動症 (attention-deficit/hyperactivity disorder; ADHD)は、不注意、多動・衝動性を特徴とする神経発達障害だが、現行の治療薬には依存形成や成長抑制、心血管系への危険が懸念され、新規治療薬が望まれている。脳内のニコチン性アセチルコリン受容体 (nicotinic acetylcholine receptor; nAchR)にはα4β2nAchRとα7nAchRのサブタイプが存在して注意・情動・学習などの認知機能と関連している。α4β2nAchRアゴニストはADHDの新規治療薬として臨床試験が進められたが満足する有効性は示されず、α7nAchRアゴニストはADHD以外の精神障害で臨床試験が進められている。ADHD者のnAchRの変化を調べた研究が無いため、本課題ではADHD者のα4β2nAchRとα7AchRのin vivoの変化をPositron emission tomography(PET)で測定してADHD脳内のnAchRの変化を明らかにするこ とを目的とした。 本年度はα4β2nAchRとα7AchRのPETトレーサーの撮影条件を設定し、ADHD者のリクルート体制を構築した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
PETトレーサーの撮影体制を構築したが、対象者から研究参加への同意を得ることが難しい状況が続いた。
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Strategy for Future Research Activity |
15施設程の関連する医療機関に広くADHD者のリクルートを周知して、リクルートを進めていく。
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Causes of Carryover |
患者リクルートが滞っているため、患者リクルートに関連した費用が次年度使用額として生じた。患者リクルートが進めば大きな問題は無いと考えている。
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