2022 Fiscal Year Research-status Report
放射線治療後の心筋障害に対する早期の定量的評価法の確立と心不全の予知
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22K07722
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
音見 暢一 徳島大学, 病院, 講師 (50624110)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 雅史 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (20228654)
新家 崇義 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 特任教授 (20444656)
川中 崇 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 講師 (20527379)
大塚 秀樹 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (30346605)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 胸部食道癌 / 放射線治療 / 放射線障害 / PET/CT |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究に関連した、放射線治療後のFDG PET/CT検査や、胸部食道癌に対する診療ガイドライン、同腫瘍に対する放射線治療及び化学療法、有効性やその副作用等に関する最新の文献の収集を行った。 FDG PET/CT検査によって放射線治療後の心筋のFDG集積を収集し、心筋障害を評価する予定であるが、その評価方法として通常の収集方法よりも高分解収集を行うことでより高い精度でFDG集積の評価が可能となると考えられたため、高分解収集を行うように本研究におけるPET検査での収集方法を臨床現場の放射線技師と打ち合わせして、実際に症例登録された場合にFDG PET/CT検査で対応できるように準備した。 心筋の集積の評価の際にmaximum standardized uptake value (SUVmax),total lesion glycolysis (TLG)を用いて定量化するが、この計測方法を評価者間で違いが出ないように確認した。 本研究では胸部食道癌の放射線治療後の心臓の機能を心臓超音波検査で評価するが、循環器内科の医師と心臓超音波検査の実際の進め方を確認し、心拍出量、左室径・容量および左室駆出分画、16分画左室壁運動スコアが必要であることを確認し合い、症例登録後に心臓超音波検査でスムーズに対応できるように準備した。 放射線診断科と放射線治療科と食道乳腺甲状腺外科と連携して症例登録からのFDG PET/CT検査、心臓超音波検査の流れを確認し、これらの診療科の協力を得ながら、臨床研究倫理審査委員会への本研究の申請書を作成した。申請書の区分の変更等に時間がかかってしまい、症例登録の開始準備は整ってきたが、令和4年度内の症例の登録はない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
臨床研究倫理審査委員会への本研究の申請書の作成・提出にあたり、介入研究かどうかや臨床研究保険への加入の必要性等の判断・評価に当初予定していたよりも時間がかかってしまったので遅れていると評価した。症例登録には至らなかったが、令和5年度は症例登録を開始できるので、年間20程度の登録を目指す。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は症例登録を開始できるので年間20例程度を登録できるものと考える。症例登録が開始されたら、FDG PET/CT検査や心臓超音波検査はスムーズに対応できるように準備済である。本研究に関連した、放射線治療後のFDG PET/CT検査や放射線治療及び化学療法に関する最新の文献の収集を引き続き行う。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由としては、症例登録がなかったので大学院生の謝金が発生しなかったことや、当初予定していた大学院生のパソコン購入を行わなかったことが挙げられる。また、放射線障害に関する図書や化学放射線療法関連の図書の購入を予定していたが、病院が既に購入していた図書を借りることができたことも理由として挙げられる。 次年度は症例登録が開始となると予想され、その場合に大学院生への謝金が発生し、大学院生のパソコン購入や現在使用している統計解析ソフトウェアIBM SPSSのアップグレードを行う予定であるため、次年度研究費と合わせて使用する計画である。
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