2022 Fiscal Year Research-status Report
大腸腺腫におけるニッチ因子Notum~代謝変化と腺腫発生を繋ぐ幹細胞競合の解析~
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22K08071
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
水本 尚子 山形大学, 医学部, 医員 (50619278)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 大腸腺腫 / 幹細胞 / 肥満 |
Outline of Annual Research Achievements |
当院で内視鏡的に切除した大腸腺腫、腺腫内癌、癌の切除標本の病理組織切片の中で、腫瘍部と非腫瘍部が連続している切片を再切り出しした。Notumおよび腸管幹細胞マーカーLgr5の発現の局在を免疫染色にて検討した。また各症例のCT画像から内臓脂肪面積と皮下脂肪面積を算出し、Notumの発現量との関係を検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通り実験を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
内視鏡的に切除した大腸管状腺腫の腺腫部および切除辺縁の非腺腫部からオルガノイドを作成する。オルガノイド培地に高濃度のグルコースやインスリン、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸を加えることで、Notumの分泌に変化を来すかどうかRT-qPCRおよびウエスタンブロットにて明らかにする。
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Causes of Carryover |
実験試薬の共有により繰り越しが生じたので、次年度の実験・研究に使わせていただきます。
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