2023 Fiscal Year Research-status Report
Elucidating the pathogenesis of childhood-onset pulmonary hypertension through multifaceted pathological investigation based on deep learning
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22K08225
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
永井 礼子 北海道大学, 大学病院, 医員 (10622160)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 充人 北海道大学, 医学研究院, 講師 (00374413)
正木 直樹 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (00837403)
高桑 恵美 北海道大学, 大学病院, 助教 (20646244) [Withdrawn]
杉森 博行 北海道大学, 保健科学研究院, 准教授 (20711899)
平田 健司 北海道大学, 医学研究院, 准教授 (30431365)
齋木 佳克 東北大学, 医学系研究科, 教授 (50372298)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 肺動脈性肺高血圧症 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本肺血管研究所(東北大学心臓血管外科内)において1990年1月1日から2019年12月31日の間に、肺血管病理診断目的で肺組織試料を保管した、発症時年齢が20歳未満であった肺高血圧患者から、研究対象者1,137例を選定した。その後、北海道大学が独自に開発したElectronic Data Captureシステム ” NorthNet” を活用して、各対象者の主治医に依頼した上で合併症・治療内容・各種臨床検査結果・遺伝学的検査結果・転帰等の調査を実施した。この結果、計79施設から回答を得ることができた。ここで、対象者全体の8割以上を占めていた、先天性心疾患に伴うPAH(PAH associated congenital heart disease; CHD-PAH) 764 名にいったん対象を絞ることとし、この群において解析を行った。その結果、日本肺血管研究所が独自に開発し、発表した、PHにおける肺動脈病変の評価指標である index of pulmonary vascular disease (IPVD) がCHD-PAH患者の長期予後(心血管系死亡)予測に有用であることが明らかとなった。さらに、遺伝学的背景などの他のリスク因子が存在する可能性を考慮して、多変量Cox回帰分析を行ったところ、IPVD≧2.0のみで有意差が得られた。まずはここまでの検討結果についてまとめ、論文化した(Chida-Nagai et al. Front Cardiovasc Med. 2023)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前述の通り、IPVDとCHD-PAH患者の長期予後については論文化を行った。現在はIPVD以外の肺内病変と臨床像との関係について検討するため、肺組織プレパラートのバーチャルスライド化、バーチャルスライドと臨床情報との紐づけ、さらに教師データ作成を進めているが、この作業に時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きバーチャルスライドと臨床情報との紐づけ、教師データ作成を進め、肺病変全体とCHD-PAH患者の臨床像との関係を明らかにしていく。
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Causes of Carryover |
バーチャルスライドと臨床情報の紐づけ等に時間がかかっているために、余剰金が発生し、次年度使用額が生じた。この余剰分については深層学習解析に必要となる各種機材、ハードディスク等の購入に充当する予定としている。
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Research Products
(1 results)