2023 Fiscal Year Research-status Report
癌微小環境とサルコペニアの連関をターゲットとした革新的な膵癌治療法の探索
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22K08884
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
間野 洋平 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (10792244)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉住 朋晴 九州大学, 医学研究院, 教授 (80363373)
杉町 圭史 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター), その他 部局等, 肝胆膵外科部長 (90452763)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 膵癌 / サルコペニア / 癌関連線維芽細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
膵癌微小環境において線維芽細胞が産生するミオカインが、サルコペニアを引き起こし、癌の進展や生命予後に関わっているという仮説のもと、膵癌を含めた癌治療の新たなアプローチを探索することを目的として、研究を進めている。 膵癌患者の血液サンプルの採取は順調に進んでいる。手術による切除標本からの癌関連線維芽細胞の抽出を進めており、安定して培養を継続できる株の樹立を試みている。膵癌の切除標本は、腫瘍径がそこまで大きくないため、培養に十分な組織採取が難しく、安定した細胞株樹立に難渋している。その他の細胞の混入は避けたいため、継代可能な細胞株の樹立を今後も進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
手術による臨床サンプルから、組織を採取し、癌関連繊維芽細胞の抽出を進めている。5症例、培養での樹立を試みたが、安定して継代することが難しい症例が多く、今のところ細胞株として保存できた症例は、1例のみとなっている。樹立した細胞株については、産生するたんぱく質やRNAを抽出し、癌関連線維芽細胞の特徴の評価を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
癌関連線維芽細胞の細胞株化を複数症例で樹立し、症例毎での違いや、臨床経過に影響したと思われる要素の探索を、網羅的解析により進めていく。
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Research Products
(2 results)