2023 Fiscal Year Research-status Report
低酸素環境での腎結石形成機序の解明とプロリン水酸化酵素阻害剤による治療法の開発
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22K09480
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
小林 隆宏 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (90534743)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田口 和己 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (00595184)
安井 孝周 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
岡田 淳志 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70444966)
濱本 周造 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (80551267)
河瀬 健吾 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 臨床研究医 (90881772)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 尿路結石 / 低酸素 |
Outline of Annual Research Achievements |
脂肪細胞と尿細管細胞の今日培養系によるHIF-PH阻害剤(Roxadustat)の結晶付着能への影響を解析した。脂肪細胞は白色脂肪細胞(3T3L1細胞)と、尿細管上皮細胞(M-1細胞)を24時間共培養、その後、Roxadustat群とVehicle群の作成し(6時間)、シュウ酸カルシウム1水和物(COM)を6時間暴露したのち細胞と上清を回収した。M-1細胞に対する結晶付着ではVehicle群において共培養系では結晶付着が増加した。しかし、共培養系のRoxadustat群においては同系のVehicle群と比較し付着量は低かった。M-1細胞においてVehicle群間での比較では共培養系で炎症マーカーであるCcl2が高かったが、その他の遺伝子発現に差はなかった。共培養系の比較ではRoxadustat群でCcl2が有意に低い傾向があった。3T3L1細胞においては共培養系の比較において、Roxadustat群でadiponectinが有意に高買った。上清へのELISAではadiponectinがRoxadustat群で高い傾向にあったが有意な差は認められなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
共培養に難渋し進捗が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
共培養に使用するメンブレン等の変更を更に行い検討を重ねていく。
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Causes of Carryover |
共培養の研究の中で実験手法に変更があったため。
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Research Products
(1 results)