2023 Fiscal Year Research-status Report
脂肪幹細胞シートを用いた難治性放射線潰瘍の治療確立にむけた研究
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22K09897
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
金子 貴芳 金沢医科大学, 医学部, 助教 (10634561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳下 幹男 金沢医科大学, 医学部, 助教 (00708935)
宮永 亨 金沢医科大学, 医学部, 講師 (60566868)
宮永 葵子 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (80782367)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 放射線潰瘍モデル / ADSC / ADSCシート |
Outline of Annual Research Achievements |
動物実験については、まず放射線潰瘍モデルに使用する系統の選定実験として、8週齢の、野生マウス(BALB/cCrSlc、C57BL/6JJmsSlc)、ヌードマウス(BALB/cSlc-nu/nu)、それぞれに放射線を照射し、適切なマウスを選定する。 選定方法は放射線照射後の健康状態および生存期間、潰瘍作成部の状態、照射の容易さ、等によって判断する。C57BL/6は一般的に使われている系統で、BALB/cは血液学・免疫学実験で頻繁に使われている系統、BALB/c-nu/nuは移植実験によく使われている系統であるため、これらを用いる。放射線照射実験は下記のプロトコールで行う。3種混合麻酔薬(麻酔法欄参照)を用いて後、厚さ2㎜の鉛板をマウス周囲に設置し他部位への影響を遮蔽、一側下肢を露出させ10Gy~20Gyの放射線照射を行う。X線照射室へ鎮静後にケージで移動する。 潰瘍モデルを作成後に、1)コントロール群、2)放射線潰瘍モデル群(ADSC注入)3)放射線潰瘍モデル群(ADSCシート貼付)の各実験群に対して実験を行う。 2023年度は上記実験計画に必要な準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
動物実験の準備に時間を要している。また震災の影響もあり実験の実施に支障があり、一時中止している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き動物実験による潰瘍モデル作成の準備を進め、動物実験のできる環境が整い次第、潰瘍モデルを作成する。 潰瘍モデルを作成後に、本実験にとりかかり、1)コントロール群、2)放射線潰瘍モデル群(ADSC注入)3)放射線潰瘍モデル群(ADSCシート貼付)の各実験群に対して実験を行う。 当院の再生医療センター及び肝胆膵内科にご協力いただきADSCシートを提供していただくこととし、これによるADSCシート作成の時間を短縮することで潰瘍モデルへの実験を速やかに行うこととする。
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Causes of Carryover |
動物実験の遅れによる未使用予定金額が次年度使用額へ移行している。 順次、実験に必要な動物および器具、薬品などに使用予定である。
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