2022 Fiscal Year Annual Research Report
Effects of oral squamous carcinoma cells-derived exosomes on pre-metastatic niche formation in cervical lymph nodes
Project/Area Number |
22K10194
|
Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
仙頭 慎哉 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (30635264)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 哲也 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (00200824)
笹部 衣里 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 講師 (40363288)
北村 直也 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 講師 (70351921)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | エクソソーム / 口腔扁平上皮癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
口腔扁平上皮癌は高頻度に頸部リンパ節転移をきたし患者に予後不良をもたらすが、どのような機序でリンパ節転移が生じるのかは未だよく分かっていない。これまで研究代表者らは、口腔扁平上皮癌細胞由来エクソソームが癌細胞の増殖、遊走、浸潤といった悪性形質の促進を介して、癌の進展をもたらすことを報告してきた。本研究では、口腔扁平上皮癌が多量に分泌するエクソソームがリンパ節転移に先行して、「前転移ニッチ」と呼ばれる転移に適した「土壌」を頸部リンパ節に形成することにより頸部リンパ節転移を促進するのではないかと考え、口腔扁平上皮癌細胞分泌エクソソームにおけるレシピエント細胞規定分子の発現プロファイル解析と主要分子の同定を試みた。具体的には、高転移性舌扁平上皮癌細胞株SAS-L1と親株の低分化型舌扁平上皮癌SASの培養上清より超遠心法にて回収したエクソソームよりmiRNAおよびタンパク質を分離し、miRNAマイクロアレイおよびプロテオーム解析を行い、SAS-L1において有意な発現上昇、低下を示す幾つかのmiRNA、タンパク質を同定した。
|