2022 Fiscal Year Research-status Report
舌苔細菌叢による難治性悪性腫瘍早期発見の可能性についての研究
Project/Area Number |
22K10364
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
稲井 裕子 九州大学, 大学病院, 准助教 (00193540)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 尚久 九州大学, 歯学研究院, 教授 (60380466)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 膵臓癌 / 胃癌 / 舌苔細菌叢 |
Outline of Annual Research Achievements |
海外では膵臓癌患者と健常者、肝臓癌患者と健常者の舌苔細菌叢を比較し、それぞれ、癌患者にのみ多く検出される細菌種があり、健常者と癌患者を鑑別するのに有効であるという報告もあるが、我が国ではいまだ報告が少ない。腸内細菌叢が国による違いが大きいように、舌苔細菌叢も採取対象の国により、違いが認められると思われるため、我が国独自の研究が必要と思われる。今回対象は早期発見が困難な膵臓癌患者と進行胃癌患者とした。九州大学病院周術期口腔ケアセンターを受診した膵臓癌患者5名の採取が可能であった。 進行胃癌患者5名は採取できなかったため、本年度採取予定である。 本年度中に目標症例数及び対照群の採取を行う予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
舌苔採取対象者と研究責任者との都合が合わず十分採取できないときがあった。
|
Strategy for Future Research Activity |
進行胃癌患者5名は採取できなかったため、本年度採取予定である。 本年度中に目標症例数及び対照群の採取を行う予定である。さらに分析に必要な予算もあるため、分析を行う予定である。
|
Causes of Carryover |
本年度舌苔細菌叢分析を受託機関に依頼しなかったが、来年分析を行う予定のため
|