2023 Fiscal Year Research-status Report
大学病院と市中病院の初期研修後の診療・研究に関する長期アウトカム評価
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22K10470
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Research Institution | Tohoku Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
亀岡 淳一 東北医科薬科大学, 医学部, 特任教授 (30261621)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 大輝 東京医科大学, 医学部, 教授 (30769617)
菊川 誠 九州大学, 医学研究院, 准教授 (60378205)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | アウトカム評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度に研究代表者・分担者が集まりカルテピアレビューの評価担当者も交えて討論した結果、カルテピアレビューに関しては、一般の教育関係者が評価できるような汎用化の必要性が指摘され、遠隔システムを駆使して信頼性・妥当性を再度検証する方針となった。全国アンケートに関しては、新専門医制度によって医師の移動が変化し複雑化しているため、対象と設問の見直しの必要性が指摘された。そこで科研費申請時の計画書に立ち返って、縦断的解析と横断的解析それぞれのパイロットスタディを計画した。 研究代表者の所属する東北医科薬科大学病院は、2022年度に一期生が卒業し、2年間の初期研修を終えて、2024年度から多様な道を歩み始めている(東北医科薬科大学と東北大学での専攻医研修に加えて、市中病院での研修継続や、一部は大学院進学)。今後のアンケート項目修正のために、彼らへの意見聴取を実施中である。一方、東北医科薬科大学病院は、さまざまな背景(市中病院あるいは大学病院での初期研修)の専攻医が研修しており、彼らの診療performanceに接する機会も多い。彼らのperformanceをみながら、カルテピアレビューの汎用化へ向けたパイロットスタディを検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
カルテピアレビューに関しては、熟練した評価者のみでなく一般の教育関係者が評価できるような汎用化の必要性が指摘され、遠隔システムを駆使して信頼性・妥当性を再度検証する方針となったため遅れた。全国アンケートに関しては、新専門医制度によって医師の移動が変化し複雑化しているため、対象と設問を再検討する方針となったため遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
研究代表者の所属する東北医科薬科大学病院において縦断的解析と横断的解析それぞれのパイロットスタディを施行した上で、全国レベルの研究を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
2023年度に全国アンケートを実施するために予算を計上していたが、前述の理由でアンケート実施が次年度へ持ち越しになったため、次年度使用額が生じた。次年度に当初予定通りアンケートに使用する計画である。
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