2022 Fiscal Year Research-status Report
新人看護師の臨床判断能力向上を支援するOJT、Off-JT連動プログラムの開発
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22K10640
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
島田 伊津子 国際医療福祉大学, 成田看護学部, 講師 (60896900)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
保田 江美 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (20803258)
松谷 美和子 国際医療福祉大学, 成田看護学部, 教授 (60103587)
三浦 友理子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 講師 (70709493)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 臨床判断能力 / 新人看護師 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、新人看護師の臨床判断能力の向上のためのOn the Job Training(OJT)とOff the Job Training(Off-JT)の連動プログラムを開発することを目的とする。患者への看護行為を決定する臨床判断能力(Tanner,2006)は看護師に必須の能力であり、看護基礎教育でも重要性が認識され始めた。この能力の開発方法は明らかではなく、本研究の目的の達成により、臨床判断能力育成に関する看護基礎教育との連携をスムーズにする提言が可能となる。 入職して間もない新人看護師は、OJTにて臨床判断が必要な場面で指導者から意識的な支援を必要とする。また、臨床判断能力はシミュレーション教育の効果も期待でき、Off-JTも効果的に活用する必要がある。しかし、臨床現場における具体的な臨床判断能力向上の支援方法は明らかでない。本プログラムは部署に特化した新人看護師研修に組込めるように作成するため、指導者と新人看護師双方にとって現実的であることが強みであり、指導者の臨床判断を言語化しながらプログラムを実施することで、指導者自身の確認が可能となることによる波及効果により組織の看護ケアの質の向上も期待できる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究計画では令和4年度はモデル拠点である米国Oregon Health & Science Universityを視察し、プログラムを作成予定であったが、新型コロナウイルス感染症による規制により、渡米を見送った。プログラムの根拠となるエビデンス構築のためのシステマティックレビューを行った。また、パンデミックが終息しない中、本国でも臨床での研究協力が困難なこともあり、臨床でOJT、Off-JTを開始するまでに臨床判断能力を高めるプログラムの検討を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
新人看護師に必要な臨床判断能力を向上するプログラムを作成するにあたり、新人看護師に求められるの臨床判断能力について、臨床の看護師に調査を行う予定である。また、Covid-19のパンデミックの影響により、臨床でのOJT,Off-JTプログラムの変更や、臨床への研究協力が難しい場面が研究の課題として生じている。そのため、新人看護師となるまでの看護学生に焦点をあてたプログラム開発を検討している。これにより、臨床で新人看護師として早期に臨床判断能力を発揮できるだけでなく、OJT、Off-JTでの臨床判断能力の獲得がスムーズになり、能力を高め続ける足掛かりとなるプログラム作成を狙いとする。
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Causes of Carryover |
米国Oregon Health & Science Universityへ視察予定であったが、新型コロナウイルス感染症のため見送ったため、差引額が生じた。翌年以降の視察、臨床実践と同等の効果をもたらす教材開発に当てる予定である。
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