2022 Fiscal Year Research-status Report
発達障害傾向看護学生のコミュニケーション力育成プログラムの試行
Project/Area Number |
22K10769
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Research Institution | Seisen Jogakuin College |
Principal Investigator |
宮林 郁子 清泉女学院大学, 看護学部, 教授 (40294334)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大関 春美 清泉女学院大学, 看護学部, 助教 (00845670)
日下 和代 清泉女学院大学, 看護学部, 教授 (40302872)
石橋 曜子 福岡国際医療福祉大学, 看護学部, 講師 (70469386)
岩永 和代 福岡大学, 医学部, 准教授 (40461537)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 発達障害傾向 / 看護学生 / 効果的コミュニケーション / 教材作成 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究目的は基礎看護学教育において発達障害・傾向にある学生のコミュニケーションにおける効果的なアクチィブラーニング・実践プログラムの作成、実施、評価からその効果を検討することである。5年計画の初期(2年目まで)は、多職種間のコミュニケーションと看護専門職として医療安全と質向上を目指すコミュニケーションスキルの獲得を目標に、①効果的なコミュニケーション、②パフォーマンス評価、③デリゲーション、④医療環境での暴言・暴力についての教材(考えるきっかけを作るビデオの作成し、課題終了後にアセスメントを行いニーズを把握する。経過観察、記述の中から「躓く」状況を想起し、レフレクトできるようにポートフォリオを書き提出させ、指導者と共に学んだ内容についてデスカッションを通してレフレクトをすることであったが、新型コロナ感染対策で、演習、実習での制限から、コミュニケーションを主題とした学生への研究実施は実質上可能ではなかったため、実施を延期することにした。多職種間のコミュニケーション、デリゲーションについて、医療環境での、暴言・暴力については、考えるきっかけとしての教材を検討し、授業の中で、検討した教材を使って、2年、3年に実施した。2年目は初年度の計画であった発達障害・障害傾向の看護学生のコミュニケーションの傾向を文献と過去の研究者の調査実績から検討し、可能な範囲で系統だてた計画実施に修正していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナ感染対策で、演習、実習での制限から、コミュニケーションを主題とした学生への研究実施は実質上可能ではなかったため、実施を延期することにした。多職種間のコミュニケーション、デリゲーションについて、医療環境での、暴言・暴力については、考えるきっかけとしての教材を検討し、授業(遠隔、時間・人数制限のある対面演習・実習)の中で、検討した教材を使って、2年、3年に実施したが、系統だった計画実施には至らなかった。2年目に初年度の計画であった発達障害・障害傾向の看護学生のコミュニケーションの傾向を文献と過去の研究者の調査実績から検討し、可能な範囲で系統だてた計画実施に修正していく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の方向性としては、初年度の遅れを、2年目と3年前半で、回復できるように進めていく予定である。 3年目からは、Tripartite Model を参考にリフレクチィブラーニングを基盤としたアクティブラーニングプログラムが発達障害・傾向をもつ看護学生にとってどのように効果的なのかを検討することに目標を再設定する。
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Causes of Carryover |
コロナ感染症蔓延による行動制限の為、旅費、人件費、物品費は当初予定したように使用できなかったので、次年度に使用することにしている。
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