2023 Fiscal Year Research-status Report
子宮頸部前がん病変の女性とパートナーのスティグマを予防・低減する看護モデルの開発
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22K10846
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Research Institution | Chiba Prefectural University of Health Sciences |
Principal Investigator |
大塚 知子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (60737378)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 子宮頸がん / スティグマ / 質問紙 / コーピング / 看護支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は子宮頸部前がん病変と診断された女性のスティグマ体験をコーピングするための女性およびパートナーを含めた看護支援モデルを開発することである。先行研究および文献検討から、子宮頸部前がん病変と診断された女性が体験するスティグマへのコーピングに向けた支援として、「スティグマが軽減するための支援」、「体験したスティグマの悪化を防ぐ支援」、「スティグマ体験を跳ね返す強さを獲得するための支援」が示された。 これらの支援を行う上では女性のスティグマ体験をアセスメントすることが必要である。そこで、女性のスティグマ体験をアセスメントするための質問紙の作成を行った。質問紙は子宮頸部前がん病変と診断された女性のスティグマプロセス(大塚ら,2024)を基に、Patients-Reported Outcomes(PRO)の開発手順を参考し、質問項目を抽出し質問紙を作成した。作成した質問紙の内容妥当性を評価するため、子宮頸部前がん病変と診断された女性および医療従事者(医師、看護師、専門看護師)による質問紙及び面接調査を行った。その結果、質問紙Ⅰ(スティグマ体験のモデレーター)22項目、および質問紙Ⅱ(スティグマ体験および他者との関係や生活への影響)23項目が示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
看護支援モデルの開発を目指し、質問紙の内容妥当性の評価を行うことができた
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Strategy for Future Research Activity |
質問紙の実現可能性の評価を通して、モデルの洗練をはかる
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Causes of Carryover |
本研究に必要な物品購入を次年度に繰り越ししたため
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