2022 Fiscal Year Research-status Report
がん終末期在宅療養者における訪問看護師の臨床判断学習支援プログラムの開発
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22K10874
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
栗田 麻美 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (00574922)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小竹 久実子 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (90320639)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | がん終末期 / 在宅療養者 / 訪問看護師 / 臨床判断 / 学習支援プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、がん終末期在宅療養者における訪問看護師の臨床判断場面を構造化して、リフレクションを行う学習プログラムを構築・実施し、その有効性と活用可能性の検証を行い、新人訪問看護師の臨床判断強化のための学習方略の示唆を得ることである。2022年度は、がん終末期在宅療養者における訪問看護師の臨床判断強化のためのリフレクション学習支援プログラム案の作成を予定していた。具体的には、①セルフリフレクションプロタグラム、②ファシリテーターによる支援プログラム、③プログラムの参加者の募集であり、A県内の訪問看護ステーション協議会会員の訪問看護ステーション宛に、本研究の意義、目的、方法、倫理的配慮について説明の文書を郵送し、参加者を募る予定であった。A県内の訪問看護ステーションの中堅看護師にOJTの現状や、リフレクションの実施の現状を確認したところ、訪問看護ステーションごとにその現状や内容が多様であることが判明した。開発した学習プログラムの有効性や活用可能性を高めるため、学習支援プログラム案の検討段階であるが、作成の前にA県内の訪問看護ステーションにおけるリフレクションの現状のヒアリングの準備を行っている段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度は、がん終末期在宅療養者における訪問看護師の臨床判断強化のためのリフレクション学習支援プログラム案の作成を予定していたが、A県内訪問看護ステーションごとにその現状や内容が多様であることが判明し、開発した学習プログラムの有効性や活用可能性を高めるため、学習支援プログラム案の検討段階であるが、作成の前にA県内の訪問看護ステーションにおけるリフレクションの現状のヒアリングを行うことになったため遅れている。 また、新型コロナの感染拡大予防のため、教育業務に予定以上に時間をとられていることも遅れている要因の一つである。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、A県内の訪問看護ステーションにリフレクションの状況についてヒアリングを行い、その結果を反映した学習プログラムを作成を進める予定である。新型コロナが5類の感染性になったことで、訪問看護ステーションへの研究協力依頼が行いやすくなると考えており、研究計画を遂行していきたい。
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Causes of Carryover |
2022年度に学習プログラムを作成の予定であったため、印刷製本費を計上していた。しかし、前段階で訪問看護ステーションへのヒアリングの実施を行う予定となり、製本印刷費および、学習プログラムを実施する訪問看護ステーションへの説明時の予算が執行できない状況となり次年度使用額が生じている。
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