2022 Fiscal Year Research-status Report
妊婦の睡眠障害に対する『簡易版digital CBT-I』の開発と評価
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22K11074
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Research Institution | Japanese Red Cross College of Nursing |
Principal Investigator |
加藤 千穂 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (40789351)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江藤 宏美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (10213555)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 妊婦 / 睡眠障害 / 認知行動療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、妊婦の睡眠障害に対するデジタル版認知行動療法(digital CBT-I)のプログラム開発と評価を目的としている。4年間の研究実施計画の中で、2022年度は妊婦を対象とした簡易版の不眠に対する認知行動療法『NECパーソナル睡眠コーチ』の実施を計画した。digital CBT-I実施における事前調査として、妊娠期~産後の過程における睡眠障害の実態を把握する必要があり、2022年度は妊娠期から産後4カ月までの女性およびパートナーにおける不眠症有病率とメンタルヘルスの実態調査を実施している。現在、データ収集、分析を進めている段階であり、今後はこの結果をもとに妊娠期~育児期の女性を対象としたdigital CBT-Iの開発を目指していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
妊婦の睡眠障害の実態調査を進めており、digital CBT-Iアプリの開発に向けた基礎調査の段階である。
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Strategy for Future Research Activity |
妊婦の睡眠障害の実態調査の結果をもとに、妊娠期~育児期の女性を対象とした簡易版digital CBT-Iアプリの開発、介入、評価を行う計画である。
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Causes of Carryover |
妊婦の睡眠障害の実態調査を行っているため、digital CBT-Iプログラムの実施による謝金が発生しなかった。また、学会等がオンライン開催であったため、旅費が発生しなかった。次年度以降に繰り越しプログラム実施の際の謝金として使用する予定である。
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