2023 Fiscal Year Research-status Report
慢性心不全患者を支援する訪問看護師の臨床判断能力を高める教育プログラム開発と実装
Project/Area Number |
22K11139
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
志田 淳子 山形大学, 医学部, 准教授 (30530654)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
風間 逸郎 宮城大学, 看護学群, 教授 (60593978)
松田 友美 山形大学, 医学部, 教授 (90444926)
宇野 智咲 山形大学, 医学部, 助教 (90877680)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 慢性心不全 / 在宅療養者 / 訪問看護 / 客観的指標 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、慢性心不全患者を支援する訪問看護師の臨床判断能力を高める教育プログラム開発と実装である。 2023年度は在宅慢性心不全患者を対象に生体インピーダンス分析(Bioelectrical impedance analysis;BIA)を用いて体組成分を継続的にモニタリングし、体重やBNPをはじめとする客観的指標との関連を分析した。現在は、体重以外の体組成が心不全管理のモニタリング指標としての有用性を有するかの検討結果を論文にまとめている。 この他、在宅慢性心不全療養者への支援に際しては、病状悪化時に本人の希望に相反して救急搬送されるなどACPや意思決定支援のあり方が課題となっている。本研究は訪問看護師による心不全療養者への実践力向上を目指すプログラム開発を最終目標としていることから、ACPやケアリングの観点から看護師を対象にインタビュー調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
対象人数は少ないものの、心不全療養者より縦断的にデータを取得し、共同研究者との議論により分析が進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、心不全療養者より縦断的に客観的指標を取得してデータ解析を進める。また、プログラムの実装においてはアクションリサーチの要素を含むため、アクションリサーチを進められる組織作りを併せて行っていく。
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Causes of Carryover |
購入した備品について、相見積もりを取得したことにより当初予算より少ない額で取得できたため。
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Research Products
(1 results)