2022 Fiscal Year Research-status Report
訪問看護師向け2歳未満の医療的ケア児における食と発達に関する育児支援ガイド作成
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22K11179
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Research Institution | Ishikawa Prefectural Nursing University |
Principal Investigator |
桜井 志保美 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (50378220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 由美子 富山県立大学, 看護学部, 准教授 (90566861)
金谷 雅代 (東雅代) 石川県立看護大学, 看護学部, 准教授 (80457887)
牛村 春奈 石川県立看護大学, 看護学部, 助手 (40867363)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 訪問看護 / 医療的ケア / 乳幼児 / 育児 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度から医療的ケア児の育児支援に関する研究について取り組んでいる。これまで、第1ステップとして、就学前の医療的ケア児の養育者の育児上の困りごとを明らかにしている。第2ステップでは、養育者が困まりごとが生じた時期として最も多かった2歳未満に時期に注目し、経管栄養をする2歳未満児の育児支援に焦点を絞り、第1ステップで明らかにした困りごとに対して訪問看護師が実践した育児支援内容をまとめた。 本研究は、第3ステップとして、第2ステップの研究成果をもとに、小児訪問看護に精通した看護師のコンセンサスが得られる育児支援内容を明らかにする。今年度は研究機関の初年度であり、①研究計画書の見直し、②医療的ケア児に関する情報収集を実施した。①第2ステップでまとめた育児支援内容の信頼性妥当性を検討する方法について、医学中央雑誌Web検索を実施し、共同研究者と検討した。研究方法は、診療外ガイドラインや看護ケアに関する先行研究で用いられているデルファイ法とすることを確認した。また、デルファイ法を用いるにあたり、50名の研究参加者を確保する必要が出てきた。当初計画では、第2ステップと同様に、小児に特化して訪問看護ステーションに勤務する看護師に依頼予定であったが、実績から換算すると35名となり、研究参加者が不足が予想できた。そこで、小児専門看護師の方々にも拡大し研究依頼することにした。 26th Eafonsに参加し、医療的ケア児への訪問看護の現状と課題ついて情報収集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度、教授就任と同時に教務委員長に就き、大学運営に要する時間が大幅に増加した。その影響で、研究のエフォートが大幅に減り、当初予定した研究時間が確保できなかったため、進捗状況に遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、地域で医療的ケア児に対する発達支援を実施している専門職の協力を得て研究会議を開催し、質問紙を作成する。12月までに倫理申請を行い、年度内に1回目の調査を実施予定である。
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Causes of Carryover |
今年度遂行できた内容は、研究計画の見直しとその修正であった。そのため、質問紙作成を目的とした会議を開催するに至らなかった。次年度に会議を繰り越すことになっった。そのため、今年度は、児童発達支援に関わる専門職への依頼・謝金への支払い、検討会議の開催機会を確保するため、カメラ内蔵Web会議スピーカーフォンを購入し環境を整える必要が発生しなった。
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