2022 Fiscal Year Research-status Report
日常歩行動作に着目した子どものロコモ予防運動プログラムの開発
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22K11204
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
吉永 砂織 宮崎大学, 医学部, 准教授 (50560596)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鶴田 来美 宮崎大学, 医学部, 教授 (30258983)
田村 宏樹 宮崎大学, 工学部, 教授 (90334713)
塩満 智子 東都大学, 幕張ヒューマンケア学部, 講師 (90468025)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 子ども / 運動機能不全 / 歩行 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は歩行容態の調査・解析を計画していたが、covid19の影響を受け予定していた測定会の中止等が重なった。アルゴリズム構築に必要なサンプル数を目指し、次年度以降も引き続き調査を継続していく。この中で、少数対象(小学生10名)において、体格、アライメント、足形および運動機能について調査することができた。全国的に子どもの運動不足や肥満の課題があるなか、本対象においても半数近くは肥満であり、日常において運動習慣のない者であった。また、偏平足やX脚など足の変形や関節弛緩性の特徴を有するなど、身体活動へ影響をもたらす身体要因があった。少数データであるが、将来の運動機能への影響は十分に予測され、子どものロコモ予防の必要性が示唆された。並行して、運動プログラム作成の事前準備として、健康運動指導士とともに、小学生を対象とした運動教室を開催した。音楽に合わせて様々な動きにより構成された内容を、約1時間実施した。記録した実施内容について、子どもの取り組み状況(関心度・参加状況等)を分析した。提示した動作をできなくても思い切り挑戦できるような雰囲気をつくる事、指導者は子どもと同じ立場(仲間)として関わる事は、運動を楽しむうえで効果的あった。また、自然の中で子どもたちの身体活動を育むプログラムについて視察した。子どもたちの自発的な活動や交流を促す関わりや、環境設定等について示唆を得ることができ、今後の運動プログラムへの参考資料となった。これまでの取り組みについては、国際学会(EAFONS2023)でポスター発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
covid19の影響を受け予定していた測定会の中止等が重なり、アルゴリズム構築に必要なサンプル数を得ることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
歩行調査を進めていけるよう協力校と調整していく。
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Causes of Carryover |
covid19禍により測定会の中止等があり未使用額が生じたため、次年度、同様の計画で使用予定である。
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Research Products
(1 results)