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2022 Fiscal Year Research-status Report

重度知的障害者の肥満改善に向けた母親への介入プログラムの効果測定

Research Project

Project/Area Number 22K11247
Research InstitutionNagoya Women's University

Principal Investigator

野中 光代  名古屋女子大学, 健康科学部, 助教 (50269651)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 柳澤 理子  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (30310618)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords知的障害 / 肥満 / 母親 / 行動分析 / 自閉症
Outline of Annual Research Achievements

本研究は重度知的障害者の肥満改善に向けた母親へのプログラムを、施設の看護師等が実施した効果を検証することを目的としている。知的障害者は肥満者の割合が多く重度者を対象にした研究はない。令和4年4月に研究倫理審査が通り、臨床試験登録システムUMIN-CTRに登録した。その後リクルートを開始し、リクルートできた施設から介入群と対照群にクラスターランダム化した。研究参加者は以下をすべて満たす者(18歳以上、療育手帳A、BMI 25以上、家で家族と暮らす者、本減量プログラム未参加者、過去6か月以内に糖尿病・肥満などで医師、管理栄養士、看護師など専門家から1回20分以上の食事指導を受けていない者、母親が75歳以下の者)とその母親、その者が通う障害者通所施設の看護師又は管理栄養士等専門家とした。プライマリーアウトカムは看護師による体重・腹囲、セカンダリーアウトカムは、ターゲット食品摂取量、母親の行動実施の有無、子どものこだわりの得点とし、母親が家で記録し、面接時持参した。看護師等の記録と母親の記録は、面接ごとに看護師等が返信用封筒で研究者に郵送した。ベースライン2週間、介入4か月間、フォローアップ3か月間とした。
介入群と基準に合う者がいない施設から、参加者の基準を1つだけ満たさない者2施設母子2組看護師2名にプレテストを実施した。プレテストは、研究者から看護師へのプログラムの講習、看護師による母親への2回の学習会と障害者の体重・腹囲測定、母親から子どもである成人知的障害者への自宅での減量と記録を2日間実施し、プログラムを一部修正した。対照群はすぐにデータ収集を始めた。プレテスト後、介入群もデータ収集を開始した。令和5年3月までに16施設母子27組が研究に参加し、2組が途中終了し、7組がフォローアップまで終了、他は継続中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

予定していた地域でのリクルートが一通り終了し、一定数の参加者が得られたため。

Strategy for Future Research Activity

令和5年度は引き続きデータ収集し、9月より分析し、効果測定について英文抄録を作成し、12月ネイティブチェックを受け、令和6年1月にアメリカ公衆衛生学会申込、令和6年度は英語論文投稿する。プログラムの修正について日本の学会、論文投稿も進めていく。

Causes of Carryover

次年度もデータ収集にかかる謝金、交通費、携帯電話代、通信料や、学会英文抄録、英語論文投稿等のためのネイティブチェック、投稿料、文献検索料などがかかるため。

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Published: 2023-12-25  

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