2022 Fiscal Year Research-status Report
COVID-19におけるawake proningの有効性と胸部画像重症度の関連
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22K11329
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
竹田 倫世 兵庫医科大学, 医学部, 非常勤講師 (00936958)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
道免 和久 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (50207685)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | COVID-19 / ICU / 罹患後症状 |
Outline of Annual Research Achievements |
COVID-19の流行は令和4年度も持続していたものの、ワクチンの普及などに伴い、研究課題採択時に比較し、重症例の新規患者数に関しては大きく減少傾向にあった。一方で重症COVID-19は様々な罹患後症状を呈し、罹患後半年後においても多くの患者がなんらかの罹患後症状を訴えていた。COVID-19罹患後症状は、重症COVID-19 survivorの身体能力、QOLに影響しており、長期的なフォローアップ、運動指導、社会復帰のための支援などが必要である。重症COVID-19 survivorにおける罹患後症状の実際やその対策について、リハビリテーション医学の観点から研究を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
重症COVID-19患者の減少に伴い、重症COVID-19患者に対する治療アウトカムについて研究を進めるよりも重症COVID-19 survivorにおける罹患後症状に関する研究を進める方が社会的意義が大きいと判断した。そのため、重症COVID-19 survivorの研究対象者を募集し、データ集積を行っていくのに時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
重症COVID-19はICUでの管理を要し、COVID-19罹患後症状に加え、ICU-acquired weakness(ICU-AW)など従来からの重症疾患後の合併症の併発も多くみられており、重症COVID-19 survivorの日常生活や社会復帰にさらに影響を与えている。ICU-AWが重症COVID-19 survivorに与える長期的な影響や社会復帰を困難としている原因について検証していく。
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Causes of Carryover |
当該年度は異動などにより研究の進捗が滞ったため、研究費を十分に使用できなかった。現在データ収集中であり、今後データ解析用のPCや論文英文構成費、APC等に使用していく予定である。
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Research Products
(2 results)