• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2023 Fiscal Year Research-status Report

OSA患者のいびきの周波数解析から発生メカニズム解明と新たな口腔内装置開発の試み

Research Project

Project/Area Number 22K11447
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

安陪 晋  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 講師 (10359911)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡邉 佳一郎  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (20634554)
鈴木 善貴  徳島大学, 病院, 講師 (40581393)
大川 敏永  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (40726006)
河野 文昭  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (60195120) [Withdrawn]
大倉 一夫  徳島大学, 病院, 講師 (70304540)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2026-03-31
Keywords閉塞性睡眠時無呼吸症 / PSG / 周波数解析 / 口腔内装置 / いびき
Outline of Annual Research Achievements

本研究はいびきの発生メカニズムを詳細に解明し、いびきを防止することが喫緊の課題であり、閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)の根本治療の開発につながる可能性がある。そこで,軽度あるいは中等度のOSAに対する標準的治療のひとつとして上下顎に装着する口腔内装置(OA)が頻用されている。しかし、過去の報告ではOSA患者に対するOAを用いた治療では無呼吸や低呼吸に対する治療効果は示されているが、いびきに対する治療効果については定量的な検討は行われていない。いびきの解消は、患者および患者家族の睡眠の質の向上を図るうえでは、必要不可欠なことであり、臨床的にも意義深い。
本研究ではOA装着前後における、OSA患者のいびきについて周波数解析により定量的に評価するとともに、側面頭部エックス線規格写真分析およびCTを用いた上気道の3次元的形態分析により顎顔面骨格・軟組織の形態的特徴を総合的に評価することで、顎顔面骨格系の特徴といびきの発生との関係を明らかにしようとすることとしている。さらに、いびきの解消とOSAの根本治療を目指した次世代型OAの開発を最終目標とする。
研究代表者は一般社団法人日本睡眠学会の睡眠歯科専門医を取得しており,OAの要である咬合採得の新しい方法についても既に報告している。日々の臨床に利用しているだけでなく,紹介元の医院とのOAの効果判定から,患者の状態を確認するように努めている。
本年度は,既にボイスレコーダーと音声解析システムを購入し,既にいびきの音声解析を始めた。それにより,いびき音にある一定の規則性が認められた。今後はこれを検証していく。さらに,考案した装置を患者に使用し,いびきの減少も認められたが,他の患者では気持ちが悪いことを理由に,使用できなかったこともあるため,現在は,装置形態を考慮して再度検討していく予定でもある。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本研究では既に,当科で所有している簡易型睡眠呼吸モニターを用い,さらに購入した録音聞き及び周波数解析ソフトにて,健常者での解析を試みており,解析方法のアウトラインについて検証しつつある。また,新たな解析ソフトについても検討を行っており,デモタイプでの検証も行っている。さらに,新たな口腔内装置についても検証を行いつつある。しかし,当初予定していた患者数に達していないところから,再度研究プロトコルを見なす必要があるかも知れないと考えている。
以上により,やや遅れていると評価した。

Strategy for Future Research Activity

まずは,いびきの周波数解析を優先して行っていきたい。また,被験者となる患者への依頼をするために,倫理委員会からの承認を得たいと考えている。それに伴う,患者説明用の書類作成および睡眠スケジュール作成を行っていく。
これと同時に,周波数解析のさらなる検証と追加実験方法や追加項目の検証を行っていく予定であり,新たな装置開発に向けて,その実験方法を再度検討していく必要があると考えている。

Causes of Carryover

本年度は,睡眠測定に必要な機器である睡眠測定装置を購入せず,当科所有の簡易呼吸モニターを使用したため,次年度使用額が生じた。
翌年度分として請求した研究費とあわせて,睡眠測定装置および消耗品の購入と周波数解析ソフトを購入するために使用する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Presentation] 医療現場で必要な睡眠情報の適切な理解と活用 -歯科医療-2023

    • Author(s)
      安陪 晋
    • Organizer
      第14回日本臨床睡眠医学会学術集会
    • Invited

URL: 

Published: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi