2022 Fiscal Year Research-status Report

How do athlete values coexist with community values?

Research Project

Project/Area Number	22K11481
Research Institution	Hosei University
Principal Investigator	荒井弘和法政大学, 文学部, 教授 (30419460)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	山田快法政大学, 経済学部, 准教授 (10760332) 佐良土茂樹日本体育大学, 体育学部, 准教授 (40711586) 樋口匡貴上智大学, 総合人間科学部, 教授 (60352093) 金澤潤一郎北海道医療大学, 心理科学部, 准教授 (80632489)
Project Period (FY)	2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords	アスリートセンタード
Outline of Annual Research Achievements	本研究の目的は、アスリートの価値観とコミュニティ（チームまたは社会）の価値観が共存できるのか検討することである。具体的には、これらの価値観がどのように葛藤し、拡張するのか検討する。そして、アスリートの価値観が、コミュニティの価値観とどのように共存するのか明らかにする。現在までに、文献レビューに加えて、研究者間でアスリートの価値観に関する議論を行っている。そして、すでに収集していたアスリートの価値観に関するデータ（分析対象者は325名）の分析を進め、論文投稿を行った。さらに、アスリートを対象とした質問紙調査を行い、合計251名分のデータを収集することに成功している。
Current Status of Research Progress	Current Status of Research Progress 3: Progress in research has been slightly delayed. Reason 先行して実施していたアスリートの価値観に関する調査では、152名分のデータを収集している。くわえて、2022年度に実施した調査では、99名分のデータを追加することができた。あわせて、インタビュー調査について、倫理委員会に実施する研究計画を申請する準備を行っている。
Strategy for Future Research Activity	2023年度は、アスリート・コーチに対するインタビュー調査を計画している。高校・大学の部活動やクラブチームに所属する、アスリート・コーチ合計20名を対象とすることを目指している。想定している質問例は、以下のとおりである。「チームや社会の価値観とアスリートの価値観は共存すると思うか？」「チームや社会の価値観とアスリートの価値観が共存することをどう考えるか？」「一致していないとすれば、どのようにして両者に折り合いをつけ、共存させているか？」「チームや社会の価値観をアスリートが自分事として捉えるようになるため、何を実践しているか？」
Causes of Carryover	コロナ禍によって、研究データの収集が制限されたため。さらに、研究協力者の来日スケジュールが予定どおりにならなかったため。