2023 Fiscal Year Research-status Report
Realization of artificial personality based on the concept of eXtended Intelligence
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22K12134
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
藤本 貴之 東洋大学, 総合情報学部, 教授 (20373053)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 拡張知能 / 人工知能 / eXtended Intelligence / web3 / web5 / 人工人格 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、研究期間の2年目であり、昨年度までの基礎的に基づいてより応用的な研究に取り組んだ。特に、学術雑誌(ジャーナル)として出版されることを前提とした論文発表・研究を行った。本研究課題がテーマとするeXtended Intelligence(拡張知能:XI)は、国際的も萌芽的な取り組みであり、国内ではほとんど研究実績がない。一方で、AI時代・Web3時代を開拓する新しい試みとしてアメリカを中心とした海外では急速に注目を集めているテーマである。そのため、新規的な取り組みとして価値ある研究成果を出すことができたと考える。特に、本研究課題では、eXtended Intelligence(拡張知能:XI)が何を対象とし、どのような取り組みとして社会実装されるのか、ということを知ってもらうための啓蒙的な位置付けの研究と、XIそれ自体の深化と具体化をするための実践的・応用的な研究の二段階で効率的に進めている。その成果は2023年度に出した業績によっても示されていると思う。2023年度は、国際学術雑誌7編、査読付き国際会議論文3編、国内研究会3編という研究成果をであった。国際学術雑誌に掲載されたものの多くが、Scopusなどの著名論文データベースにインデックスされた論文である。 今後も、現在のペースを維持しつつ研究を推進し、XI研究が「ポストAI」研究としてだけでなく、Web3領域へも拡張してゆくものであり、また、Web3時代を迎えるこれからに時代において、重要な視座であることを広く国内外に認知してもらえるように取り組みを進めたいと思う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究課題は、ポストAI概念としてXI(eXtended Intelligence:拡張知能)を位置付けて取り組んでいる取り組みは広範であり、また新規的なものが多くなりがちである。それは、これまで研究対象として位置付けられてこなかったような事象や現象も研究の対象となっていることを意味する。その意味においてなXIとは、Web3とも紐づいた超学際的な領域であることを意味している。本研究課題は国際的にも萌芽的であるXI研究を開拓するための新しい試みとして取り組まれているが、「現在までの進捗状況」は昨年から引き続き、順調である。研究業績に関しても、国際学術雑誌を中心にコンスタントに出版できているため、概ね順調ということができる。 一方で今後精査と検討が必要な事項もある。それは研究分野としての同定である。幅広い対象・領域で研究を進めているため、論文を発表すべき媒体や学会・研究会などに、該当するものが必ずしも多いとはいえないためである。超学際研究であることを前提として提示した上で論文発表はしているが、分野そのものが完全に合致していると言える媒体・学会があるとは言い難い。さまざまな媒体・学会などで学際研究として発表しているため、場合によっては、その内容が正しく評価されないケースも想定される。より明確な業績提示をしてゆくためにも、XI研究領域の学術分野としての整合性などについても検討してゆきたいと思う。
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Strategy for Future Research Activity |
今後(2024年度)の研究の推進方法としては、一昨年・昨年と同様に海外での論文発表を基本として進めてゆく予定である。具体的には2024年10月にポーランドで開催される国際会議「31st International Conference on Systems Engineering」への参加・論文発表を予定している。この学会は、研究課題の主要テーマであるXIに関連したSpecial Sessionを主催する予定である。また、2025年3月にアメリカで開催される国際会議「The 5th International Conference On Applied Informatics and Media Design」への参加・論文発表を予定している。研究推進に関して特に懸念事項はないが、研究課題の最終年度としてより積極的に成果公表を進めたい。 ¥
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Causes of Carryover |
研究自体は当初の予定通り順調に進んでいるが、最終年度である3年目は、主に、海外での論文発表を中心とした旅費の支出を増やそうと考えている。特に、近年の急速な円安と旅費・物価の高騰により、効率的な海外出張を検討する必要があると考える。旅費関連の支出は、当初予定した金額より、物価高騰と円安の影響により、海外旅費は2倍から3倍になっており、国内でも2倍近い金額となっている。以上から、予算執行計画を一部変更し、主として旅費に利用する予定である。
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