2023 Fiscal Year Research-status Report
研究者が使いやすいビデオゲームの設計とコンテンツライブラリ研究基盤の研究
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22K12336
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
渡邊 恵太 明治大学, 総合数理学部, 専任准教授 (30589297)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ビデオゲーム / 実験環境 / オープンソース |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は主にビデオゲームに登場するキャラクターの抽象度についての検討を行った。ビデオゲーム内のアバタはプレイヤのデジタルな存在を表し,その外見はゲームによって異なる. 研究における自作ビデオゲームのアバタはしばしば抽象的で簡素化されており,プレイヤの体験やモチ ベーションに悪影響を及ぼす可能性がある.一方,市販のビデオゲームの詳細に作り込まれたアバタはプ レイヤの意思決定に影響を与えることがある.
本研究では,ビデオゲーム内のアバタの抽象度に着目し, 抽象度が異なる人型アバタを用いて,それらがプレイヤのゲーム体験にどのような影響を及ぼすか調査した。その結果から,それぞれのアバタがどの程度ビデオゲームを用いた研究に適用可能か考察した。これら結果は、ビデオゲームを用いた研究をする際に留意すべき一つの指標となり得る。
その他、その他、オープンビデオゲームプロジェクトのWebの整備をさらに進めた。さらにVRゲームのニーズも調査し、VRゲームについての新たに公開ライブラリに追加した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アバターキャラクターの抽象度について検証が進んだ。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、これまで他者が実際に研究内で利用したオープンビデオゲームの使われ方について調査を行いそれをケーススタディとしながらオープンビデオゲームの成果やオープンビデオゲームの要件についてまとめる。最終年度であるためWebをより整理し、魅力的なパッケージとして整理、またそれらが永続的に残るようにする方法を検討していく。
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Causes of Carryover |
予定していたグラフィックデザイン外注の計画をやめて内製し、高騰している出張旅費の利用に移行し予算額の利用方法が変わったことが原因である。次年度は出張旅費や英文校正費用に利用する。
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